第3戦では適時打!ド軍打線で絶不調が続いたW・スミス 米メディアは敵地での奮起を期待「スランプに苦しむのはあまりにも惜しい」

 球団史上8度目の世界一を目指し、ナ・リーグ優勝決定シリーズを戦っているロサンゼルス・ドジャース。ニューヨーク・メッツとの対戦成績はここまで1勝1敗、この3戦目は敵地での戦いとなっている。

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 初戦は9得点を挙げ大勝したものの、2戦目は大谷翔平をはじめとする上位打線が沈黙したこともあり、3対7で敗れた。仕切り直しとなる3戦目で期待されるのはやはり、打撃陣の奮起だ。

 その中で、シリーズ3試合目を前にして、打線の中軸を務めるウィル・スミスの存在がフォーカスされている。米メディア『Empire Sports Media』が現地時間10月15日、ここまでのポストシーズンで不振に喘いでいるスミスのパフォーマンスを振り返った。
  スミスはサンディエゴ・パドレスとの地区シリーズから、全試合でスタメンに名を連ねている。だが2戦目までで、打率は0割台(.087)に沈んでおり、同メディアでも、「スミスはポストシーズンの7試合で苦戦しており、162試合のレギュラーシーズンで見せた働きとは大きく異なっている」と絶不調であると強調。

 また、今季のレギュラーシーズンの活躍については高く評価しており、「29歳のスミスは20本塁打を放ち、先頭打者のショウヘイ・オオタニやムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマン、テオスカー・ヘルナンデスをホームに迎える役割を果たしていた。打率や出塁率、長打率の成績は自己最低だったが75打点と77得点を記録し、OPS.760も堅実な数字だった」と綴っている。

 その上で、「しかし、ポストシーズンでは大きく成績が低下。特に、サンディエゴ・パドレスとのナショナルリーグ・ディビジョンシリーズでは、16打数で2安打(うち1本塁打)と2打点を記録したが、そのシリーズでの打率.125が彼の苦戦を物語っており、現在はメッツとのNLCSでもヒットが出ていない」とここまでの内容を評した。

 その一方で同メディアは、過去のキャリアにも言及し、「2度もオールスターに選出されたスミスが、いつまでもこのスランプに苦しむのはあまりにも惜しい。レギュラーシーズンでもポストシーズンでも結果を出してきた彼の打撃力がすぐに戻ってくることを、L.A.は期待している」と主張。加えて、「もしそれが実現となれば、2020年のワールドシリーズ優勝者である彼は、新たに『2度のチャンピオン』という称号も得られるだろう」などと見通している。

 シーズン序盤からパワフルな打撃で存在感を示していたスミス。第3戦ではタイムリーヒットを含む4打数2安打1打点と復調の気配をみせている。投手陣の女房役としても欠くことのできない存在であるだけに、その打棒にもさらなる期待が懸かっている。

構成●THE DIGEST編集部

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