大舞台でも日本人スターへの信頼は厚い。
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は現地10月16日、敵地シティ・フィールドで行なわれたニューヨーク・メッツとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦に「1番・指名打者」として先発出場し、8回に7試合ぶりのポストシーズン2号3ランを放つなど、4打数1安打3打点、1四球と活躍。チームのシリーズ2勝目(1敗)に大きく貢献している。
【動画】米放送局FOXが公開した、大谷翔平の“衝撃特大3ラン”の全角度映像 ここまでポストシーズン8試合に出場し、得点圏で6打数5安打の打率.833、2本塁打、8打点と圧巻の勝負強さを見せつけてきた大谷。しかし現在、一部で不安視されているのが、走者なしの場面でまったく打てていない点だ。25打席で2四球を含む無安打。この日も8回1死一、二塁の好機で放ったダメ押し3ラン以外は、安打が出ていない。
この話題に私見を述べているのが、同僚のムーキー・ベッツだ。ドジャースが8対0で完勝した試合後、MLB公式サイトは、同選手のインタビュー映像を公開。その中でチームの大黒柱は、「なぜ話題にされているのかがわからない。彼は毎日フィールド上で最高の選手だ。走者なしで打てていないとか、誰が気にするんだ?」と疑問を投げかけた。
さらに、「打席に立つたび、彼(大谷)のことを知っている誰もが何か期待してしまう。それが問題だろう」と自身の見解を示すベッツ。「幾度となくそれに応えてきたから、みんなも期待している。20打席、人間だっただけ。それがショウヘイ・オオタニだ」と続けており、日本のスーパースターに変わらぬ信頼を寄せているようだ。
第4戦は、日本時間18日午前9時8分に開始予定。対戦成績を2勝1敗としたドジャースだが、明日の試合でワールドシリーズ進出に王手をかけられるだろうか。大谷、先発予定の山本由伸を含め、彼らの戦いぶりから目が離せない。
構成●THE DIGEST編集部
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