もっと使うべきだったのではないか、10月連戦での起用選手は招集27名のうち…。メンバーの固定化はやや気掛かり【日本代表/W杯アジア最終予選】

[北中米W杯アジア最終予選]日本 1−1 オーストラリア/10月15日/埼玉スタジアム2002

 10月のサウジアラビア戦、オーストラリア戦で起用されたメンバーは果たして何人だったのか。

 まずサウジアラビア戦の先発メンバーは以下の通り。鈴木彩艶、板倉滉、谷口彰悟、町田浩樹、遠藤航、守田英正、堂安律、三笘薫、南野拓実、鎌田大地、上田綺世だ。そして途中出場が、久保建英、伊東純也、小川航基、前田大然、中村敬斗だった。

 ちなみに、他にメンバー入りしたのは大迫敬介、谷晃生、菅原由勢、瀬古歩夢、田中碧、大橋祐紀、旗手怜央。メンバー外が長友佑都、望月ヘンリー海輝、関根大輝、藤田譲瑠チマだった。

 続くオーストラリア戦のスタメンは、サウジ戦のそれから「鎌田→久保、遠藤→田中」を変更したのみ。途中出場は鎌田、小川、中村、伊東の4人だった。他にメンバー入りしたのは大迫、谷、菅原、瀬古、藤田、旗手、前田、望月で、メンバー外は長友、関根、大橋、遠藤である。
 
 今回23人にメンバー入りしても出番がなかったのは大迫、谷、菅原、瀬古、大橋、旗手、藤田、望月の8名で、2試合ともメンバー外だったのは長友と関根の2名だった。要するに、2試合で起用されたメンバーは計17名。招集27名での連戦の起用率は約63パーセントと、決して高い数字ではなかった。もっと使うべきだったのではないかと、そんな声があっても不思議はない。

 サウジアラビア、オーストラリアと難敵と目された連戦だったので選手起用が慎重になるのは分かるが、それでもメンバーの固定化はやや気掛かりだ。森保一監督もそれは十分に理解しているはずだから、11月以降どんなメンバー構成になるのか注目したい。

構成●サッカーダイジェストTV編集部

【画像】日本代表のオーストラリア戦出場15選手&監督の採点・寸評を一挙紹介! 2選手に7点の高評価。MOMはキレキレだった13番
 
【記事】「ふわっとしてんな」堂安律、まさかの“初失点”前の3分間に苦言「何もないクロスからやられた」【日本代表】

【記事】「フォワードとしては不合格」闘莉王が豪州戦の上田綺世に辛口評価「技術的なところが足りていない」