元横浜大洋ホエールズの高木豊氏が、自身のYouTubeチャンネルを更新。16日のクライマックスシリーズ(CS)第2戦に敗れた巨人・阿部慎之助監督に独自の提言をした。

■CSファイナルステージ第2戦を振り返り

高木氏が17日に行われたCSファイナルステージ・読売ジャイアンツ対横浜DeNA戦を振り返った今回の動画。

試合は同点で迎えた7回表、巨人先発菅野智之投手からタイラー・オースティン選手が勝ち越しのホームランを放ち、1点を勝ち越す。

このリードをDeNAブルベン陣が守り切り、連勝。対戦成績を2勝1敗とした。

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■巨人の課題を指摘

試合の詳細を振り返った高木氏は牧秀悟選手や梶原昂希選手にファインプレーが出たことを指摘し、「守り勝つ野球ができて、かっこよく見えた」と称賛する。

一方連敗の巨人については「守備はよくやっていた」と指摘したうえで、「やっぱり打つほうだよな。今日、大貫から全部センター前に打ったのがヒットになっている。引っ張るんじゃなくて、なにがなんでもセンターに打つという、そういうことを読み取りながらやってほしいというのがあるよね」と分析した。

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■ベテラン選手の起用を提言

明日以降の巨人には「若い人、経験値がない人が数多く出るようにはなっているけども。そこらへんはやっぱりコーチが指示をしてあげたらいいなと思うよね」と持論を展開。

続けて「長野久義を使ってみるとか、ベテランの力がいるかなという。経験値の高い人の力がいるかなというのは、すごく感じるね」とベテラン選手の起用を提言する。

試合後、阿部監督が「自分が代打で立ちたいくらい」と話したことに触れ、「冗談だろうけども、でもそのぐらいの気持ちになっているという。それだけ打てないということだよね。打つほうは、もうちょっとがんばらないとね」と巨人の野手陣に奮起を促した。

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■戸郷・菅野の2本柱で連敗

巨人はクライマックスシリーズ初戦に今季12勝の戸郷翔征投手、2戦目に15勝の菅野投手を立て、必勝体制で臨んだ。

両投手とも好投したものの、打線が2試合で1得点と低調。巨人としては予想外の連敗で、DeNAに1勝のリードを許した。

吉川尚輝選手の離脱やシーズン序盤の打撃不振を救ったエリエ・ヘルナンデス選手を欠く巨人。打撃陣の奮起が期待される。

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■高木氏が巨人・阿部監督に提言
(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治