国内最大規模を誇る女子テニスツアー「東レ パン パシフィック オープンテニス 2024」(10月21日~27日/東京・有明/ハードコート/WTA500)の大会事務局は18日、今大会にワイルドカード(主催者推薦)で出場予定だった元世界1位の大坂なおみ(現58位)が、腰の負傷により欠場することを発表した。
産休を経て今季カムバックを遂げた大坂は、1月の「ブリスベン国際」を皮切りに、全ての四大大会に加え、BJK杯(女子国別対抗戦)やパリ五輪にも日本代表として戦うなど、現在まで19大会に出場。着々と復活ロードを歩んでいた。
全米オープン終了後は、戦いのステージをアジアへ移し、9月25日からは「中国オープン」(9月25日~10月6日/中国・北京/ハードコート)に参戦。1回戦でルチア・ブロンゼッチ(イタリア/同78位)を下すと、2回戦でユリア・プチンツェワ(カザフスタン/同32位)、3回戦ではケイティ・ボリネッツ(アメリカ/同59位)を破り4回戦進出。だが、ココ・ガウフ(アメリカ/同3位)との4回戦で大坂は腰を負傷。途中棄権を余儀なくされた。
試合後、大坂はSNSを通じて「皆さん、こんにちは。北京でプレーできて本当に感謝していますし、幸せです。とはいえ、今日のことについて少しお話ししなければと思っています。実は練習中に腰を痛めてしまい、正直プレーできるかどうかもわからなかったのですが、とにかくトライしてみたかったのです。ただ残念ながら試合中にどんどん状況が悪化していきました。それでも、やってみた価値はありました」と報告していた。
大坂はその後、出場を予定していた「木下グループジャパンオープンテニスチャンピオンシップス2024」(10月14日~20日/大阪・モリタテニスセンター靱/ハードコート/WTA250)の欠場を発表。そしてこのほど、21日に開幕する「東レPPOテニス」も腰の負傷で欠場することになった。1年以上のブランクを経て戦線復帰を果たした今季だが、終盤になって蓄積された疲労も腰に悪影響を与えたのかもしれない。
構成●スマッシュ編集部
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