コンビニ大手のローソンが、レジに並ばずに決済できるウォークスルー決済店舗を10月18日から2025年3月14日までの期間限定で東急電鉄・二子玉川駅構内(東京都世田谷区)にオープン。このニュースを17日放送の「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)が取り上げたのだが、司会を務めるフリーアナウンサーの宮根誠司がつまらない質問をして視聴者が呆れてしまった。

 日本テレビ・報道フロアから放送したニュースコーナーでは、ウォークスルー決済店舗の利用法をVTRで紹介。まず、コミュニケーションアプリのLINEを通じてクレジットカードを登録し、入店用の二次元コードを取得する。コンビニの入口で二次元コードを機械にかざして入店。店内では欲しい商品を手に取り、そのまま店を出るだけで自動的に決済が完了する。天井に設置された15台のカメラや、商品棚に置かれた重量センサーによって、客がどの商品をいくつ手に取ったかを判断しているという。

 カメラがスタジオに切り替わると、宮根は「パンとコーヒー、これ欲しいから買いました。(店を)出ました。“いや、このパンじゃなかった。違うパンだった”というときどうなるの?」と質問。ニュースを担当した同局・郡司恭子アナは「それは(店を)出る前にちゃんと自分で確認が必要。本当にこのパンでいいのか」と返すと、宮根は「気持ちが変わるときがありますやん。キャンセルできないのかな。無理?これから、おでんもあるで」と引き下がらない。郡司アナは「無人店舗では、今のところ、おでんは入ってなかったと思います」と、おでんの心配はないことを伝えた。

 これにネット上では《そもそもコンビニで返品とか信じられない》《今までコンビニでパン買って返品してきたんかよ》《イチャモンにしか聞こえない》といった声が飛び交った。

 さすがにコンビニでパンやコーヒーの返品は超レアケースだと思われるが、実際、何かしらの商品を返品する場合はどうするのだろうか。

「POSシステム専門メディア『ORANGE POS』によると、米Amazonが運営する無人のウォークスルー決済店舗『Amazon Go』の場合、アプリにあるレシートから返品したい商品を選んで『取り除く』をタップすれば返金されるとあります。ただ、返品扱いにすることで商品をタダで手に入れることができ、悪用される可能性はある。無人であれ有人であれ、最終的には客のモラルが試されるということです」(週刊誌記者)

 いずれにせよ宮根が訴えた疑問は、少々行き過ぎたようだ。

石田英明

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