JFAは10月18日、26日に国立競技場で行なわれる『MIZUHO BLUE DREAM MATCH2024』の韓国女子代表戦に挑む、なでしこジャパンのメンバーを発表した。
会見に出席したのは、佐々木則夫女子委員長だ。パリ五輪で指揮を執った池田太監督が契約満了に伴い、退任。後任はまだ未定で、今回の日韓戦では佐々木氏が監督代行として指揮を執る。
「今回の試合は単純な親善試合のみならず、2027年の女子ワールドカップ・ブラジル大会、そして2028年のロサンゼルス・オリンピックに向けての準備として、しっかりと意義のある試合にしていきたい」
そう話した佐々木氏が選出したメンバーには、池田ジャパンでも主力だったGK山下杏也加やDF熊谷紗希、MF長谷川唯、FW田中美南らに加えて、準優勝した先のU-20女子ワールドカップで主力だったGK大熊茜、DF小山史乃観、FW土方麻椰、松窪真心ら若手も名を連ねた。
「先のU-20(女子ワールドカップ)で頭角を現した選手は、今後のなでしこジャパンでも重要な選手たちに成長してほしいという願いもあります。ベテランと中堅と若手がしっかりとミックスした編成で、次のサイクルにつなげたい」
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目ざすのは、攻守に連動した戦いだという。
「(なでしこジャパンは)世界から見たら小柄。そうしたなかで、良さと言えば、攻撃、守備にも非常に連係、連動するところ。そして、前線から積極的に3ラインをコンパクトに攻撃的な守備をする。また、しっかりボールを保持しながら、相手を崩して仕留めたい」
2011年の女子ワールドカップを制し、日本を初の世界一に導いた実績もある佐々木監督は、こんな想いも打ち明けた。
「実は、アジアのチームと戦ったなかで一番勝率が悪いのが韓国でした。3勝3敗2分ぐらいで(勝率)5割なんですよ。私にとっては、非常に緊張する試合になるんじゃないかなと思っております。これは負けこして人生を終えれねぇなと(笑)」
佐々木氏個人としても絶対に負けられない戦いとなりそうだ。
取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)
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