W杯予選でいまだ出場ゼロの旗手怜央にセルティック地元メディアも困惑… 一方で大一番が続く10月の躍動に期待感も「脚光を浴びるのにこれ以上の好機はない」

 北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選が9月にスタートし、現在まで4試合を消化、日本代表は3勝1分けと順調なスタートを切った。その中で、セルティックの旗手怜央が、先月、今月とも代表招集されたものの、いまだに出場機会を与えられておらず、スコットランド国内各メディアがさまざまな反応をみせている。

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 ニュースサイト『The Scottish Sun』では10月17日、旗手のトピックを配信しており、「先月、ハタテは埼玉で行なわれた日本代表の中国戦(7-0)を観戦するために、グラスゴーから東京まで移動した。これは、5,790マイルだ」などと報じた。

 さらに、「その後、バーレーンまで5,179マイルを飛行し、日本代表の5-0の勝利をスタンドから観戦した。その後、グラスゴーに戻るために、さらに3,398マイルを飛行した」と移動距離の長さを強調。さらに、今月に入ってのサウジアラビアへの移動なども振り返るとともに、「火曜日に埼玉で行なわれるオーストラリアとの大一番のために日本に戻った。ハタテはさらに5,790マイルを飛行してグラスゴーに戻り、首位アバディーンとの対決に臨む」と綴っている。
  またトピック内では旗手本人による、「詳しいことは言えないが、個人的に監督と話し合った」「最優先事項は、チームが勝利し、ワールドカップ本選に出場できるよう、全力を尽くすこと」と語ったコメントも紹介している。

 さらに、セルティック専門サイト『CELTS ARE HERE』でも、代表チームにおける旗手の境遇を伝えながら、「誰も、このミッドフィルダーの才能と能力を疑ってはいない。しかし、彼はそれをより安定して発揮する必要があるだろう」と訴えながら、「セルティックにとって重要な試合が続く今後数週間は、ハタテが脚光を浴びるのにこれ以上の好機はないだろう」と主張。

 その上で、「今週末、首位を走るセルティックは、好調のアバディーンとパークヘッドで対戦する。両チームとも、今シーズンは国内で完璧な成績を収めている。土曜日はその状況に大きな変化が起きる可能性がある」として、無敗クラブ同士による大一番を見通している。

 また、翌週にはチャンピオンズリーグのミッドウィーク開催、対アタランタ戦も控えており、まさに熾烈な戦いが続くセルティック。旗手はその中で、自身のパフォーマンスを存分に発揮し、クラブの勝利に貢献することで、来月のW杯予選メンバー入りや試合出場の機会に近づけるはずだ。

構成●THE DIGEST編集部

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