人生において、誰しもが失敗や後悔を経験するものである。ときにはできることなら、取り消したいと思うような過去の失敗もあるだろう。
■約9割「取り消したい過去あり」
Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女622名を対象に実施した調査では、全体で92.0%が「できるなら取り消したいと思う過去の失敗がある」と回答した。
この結果からも、多くの人々がなにかしらの後悔や失敗を抱えていることがわかる。
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■高校時代の後悔
高校時代に勉強を怠ったことを後悔している20代男性は、「高校時代、もっと真剣に勉強していれば、いい大学に行けたと思います。その影響で、今の職場に満足していない部分もあると思うんです。仕事で悩むことがあると、今でもその時の自分を責めることがあります。いつまでも、引きずっても仕方がないのですが…」と話す。
続けて、「きっと過去の自分のせいにして、今の努力を怠っているだけなのかもしれません」とも話していた。
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■人間関係の失敗
人間関係で後悔のある20代女性は、「高校時代に些細な言い争いが原因で、大切な友人との関係が壊れてしまったんです。あのとき、もっと冷静に話し合えば良かったと今でも思います。失って初めて、その友人の存在の大きさに気づいたんです。ただ気づいたときには、修復はできそうにない状態になっていて…」と当時を語る。
後悔は今も続いているようで、「『あのとき喧嘩をしていなければ、今でも仲良くしていたのかな』とか、考えてしまうんです」とも話していた。
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■どんな過去であっても
一方で取り消したい失敗はないという40代男性は、「どんな失敗も、結局は自分を成長させるためのステップだと思っています。過去の失敗があったからこそ、今の自分がある。だから、取り消したいと思うことはありません。それにいつまでも悪いことに目を向けていても、いい方向には進まないと思うので…」と話す。
年齢によって考え方が変わったようで、「若い頃はいろいろと考えてきましたが、年齢を重ねて嫌な過去も受け入れるようになってきたんです」とも語る。
(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
2024年5月9日~2024年5月16日
調査対象:全国10代~60代の男女622名