誰もが憧れるサラサラストレートを手に入れられる縮毛矯正だが、メリットだけだなくデメリットもあるようだ。
■縮毛矯正、経験者はおよそ2割
Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女700名を対象に実施した調査では、全体で21.4%の人が「縮毛矯正をしたことがある」と回答した。
なお男女別に見ると、男性は8.7%、女性は36.4%という結果になっている。男性と比較して髪の毛を伸ばす人が多い女性は、長い髪の癖や広がりに苦労している様子がうかがえる結果となった。
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■微妙にくせのあるストレートが扱いにくくて
編集部が話を聞いた30代の女性は、「子供の頃から微妙にくせのあるストレートで、結んでいないとヘアスタイルが決まらないので、大学に入って思い切って縮毛矯正を試してみました」と振り返る。
その時はあまりにも真っ直ぐになりすぎてしまったためにアレンジもしにくく、結局それっきり縮毛矯正をしたことがなかったという。
しかし、最近の縮毛矯正は以前とは違うと聞いて試してみたところ、とても自然にくせが伸びて、思い通りに仕上がり、毎日のヘアセットがとても楽になったそう。思い切ってやってみてよかったと満足気に語った。
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■縮れた結合を切りストレートで固定する
縮毛矯正とは、特殊な薬剤とアイロンを使って髪をストレートの状態に固定する施術方法だ。施術後は髪がサラリと真っ直ぐに整うので、縮れ毛やくせが強くて扱いづらい髪の毛の人に人気のメニューだ。
施術は2種類の薬剤とヘアアイロンを使って行われる。1つ目の薬剤で、髪の内部で歪んでしまったタンパク質の結合を切り、薬剤をしっかり流し乾かした後にヘアアイロンで髪の毛を真っ直ぐに伸ばす。そこへ固定剤となる2つ目の薬剤を浸透させてキレイなストレートの状態でタンパク質を再度結合させることで、サラサラのストレートヘアができあがる。
施術には2~3時間かかるが、縮毛矯正された部分は半永久的にスタイルのまま。サロンによっては伸びてきた部分だけのリタッチもしてくれるようなので、ある程度髪が伸びてくるタイミングで定期的に矯正すれば、いつもサラサラの髪をキープできる。
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■縮毛矯正にはデメリットも
くせ毛の人にとっていいことばかりのように思える縮毛矯正だが、デメリットもある。薬剤のみでヘアアイロンを使わないストレートパーマと比較して強いくせもしっかりと伸ばせるが、その分髪への負担も大きくなる。そのため、ハイダメージやブリーチヘアの人は施術できないことも。
また、髪がサラサラになるので健康毛になったと勘違いしがちだが、施術の時点でかなりのダメージを受けている。気付いたら髪がボロボロに傷んでいた、なんてことがないように、日常的なヘアケアを欠かさないことも大切になってくる。
施術料金がやや高額なのも痛いところ。薬剤だけで伸ばせる軽いくせならばストレートパーマのほうが安価で済む。髪の状態や懐事情によってどの施術を選ぶのかが分かれるところだ。
(取材・文/Sirabee 編集部・蒼羽 結)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2024年7月12日~2024年7月17日
対象:全国10代~60代男女700名 (有効回答数)