『SUNNY VOYAGE 2024 ALL REBELLIONプロデュース大会』東京・品川プリンスホテル Club eX(2024年10月20日)
○清宮海斗&拳王&アレハンドロ&クリストバル&カイ・フジムラvs征矢学&マサ北宮&近藤修司&大原はじめ&タダスケ×
GHCヘビー級王者・清宮海斗率いる『ALL REBELLION』(AR)のプロデュース興行が初めて開催され、メインではメンバー5人が60分3本勝負で躍動。決勝打を放ったリーダー・清宮はAR興行の継続開催と、ベルト総取りの誓いを立てた。
プロレス界の序列を覆す“革命”を標ぼうするALL REBELLIONが品川で初のプロデュース興行を開催。興行内で藤村加偉が「カイ・フジムラ」として新加入を果たし、6人に勢力拡大も果たした。
メインではメンバー5人が登場しての60分3本勝負。欠場中の小澤大嗣もリングサイドで見守り“6人全員”で闘った。
全員が一日2試合目となったものの、序盤から明るく華やかに躍動。ここに来て遠慮なき“ノビノビさ”が目立つアレハンドロが、タダスケの顔面を「ブサイク」となじりながら痛めつけるはっちゃけぶりをみせたものの、逆にタダスケの怒りを買ってスピニングトーホールドの餌食に…1本目を奪われた。
先制を許して後がなくなったものの、ピンチを救ったのは新加入のカイ。アレハンドロとの連係で大原の動きを止めるや、ファイナルカットからのスワンダイブ式フォアアームを鮮やかに決めて実力者の大原から3カウントを奪ってみせた。
イーブンとなった3本目は集中砲火を浴びた拳王が北宮の監獄固めで追い込まれてピンチに。それでも清宮がカットに飛び込んで救うと、征矢との“GHCヘビーvsGHCナショナル”王者対決で見ごたえある攻防を繰り広げてみせた。
そして最後は全員野球。アレハンドロ&カイ&クリストバルがトリプルドロップキックでタダスケを追い込むや、5人がかりの胴上げ式パワーボムもズバリ。続けて拳王のPFS→清宮の変型シャイニング・ウィザードの強烈リレーが決まって完璧な3カウントが数えられた。
リーダーとして堂々決勝打。満面の笑みでマイクを握った清宮は「本当にこんなにもたくさんの方に見に来ていただき、本当にうれしいです!」と感謝したうえで、「拳王さん、今日初のALL REBELLION興行でしたが、2回、3回とやっていきたいです!」と継続開催を熱望した。
拳王も「もちろん、そうだよな。こんなにたくさん…ありがとな。でも俺はこれで満足していない。まだまだ空いてる席もあるし、品川もあるし、新宿FACEも後楽園ホールもそうだ、まだまだたくさんの人に来てもらって、ALL REBELLION興行でも、でっかい夢見ていこうぜ」と思い描きながら応じた。
新メンバーのカイも「そしてアレハンドロと正式にジュニアのタッグとして動いていきたいと思います」と改めて表明。11・17名古屋大会での次期防衛戦を控える清宮も「俺も名古屋ドルフィンズアリーナで必ず防衛します。ジュニアタッグもとって、拳王さん、クリストバル、そして小澤! みんなでNOAHのベルト獲りにいこうぜ!」とベルト総取りの誓いを立てると、「ALL REBELLIONでNOAHを引っ張って、品川も新宿も後楽園も、すべての会場を満員にしていきます。ALL REBELLION…すべてはNOAHのために!」と宣言して初のALL REBELLIONプロデュース興行を締めくくった。