ホームでは負けなし。先制した試合でも負けなし。そのデータを踏まえれば、スコアレスで迎えた75分に生まれた北川航也のゴールは、勝利への期待を大きく膨らませた。だが…。
清水エスパルスは10月20日、J2第35節でモンテディオ山形とホームで対戦。勝利すればJ1昇格が決まる一戦で幸先良くリードを奪ったが、80分、87分に失点。まさかの逆転負けを喫した。
試合後のフラッシュインタビューで、秋葉忠宏監督は「当たり前ですけど、フットボールは甘くないなとか、一筋縄ではいかないなと痛感させられるゲームでした」と振り返る。
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ある意味で“勝ちパターン”に持ち込めたが、終わってみれば敗戦。悔しい結果に終わったなかで、指揮官は「いろんな神話が崩れたので、ここからまたゼロから作り直せばいいだけだと思います」と前を向く。
「ここから一週間、どういう準備をするのか、またどういうメンタリティでしっかり日々、日常を過ごしていくのかが問われていると思います。もう一度、全員で顔を上げて、良い準備をしていきたい」
35節を終えて勝点73の2位。1ポイント差で首位の横浜FCを追い、3位のV・ファーレン長崎とは勝点7差。残り3節で熾烈な昇格レースと優勝争いを勝ち抜くことはできるか。次節は27日、栃木SCのホームに乗り込む。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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