FC町田ゼルビアは10月15日、「SNSでのクラブへの誹謗中傷に対して刑事告訴をすると発表した。
藤田晋社長兼CEOが以下のようなコメントをリリースしている。
「この度、加藤弁護士のご協力の元、弊クラブに所属する選手、監督、スタッフおよび弊クラブに向けて誹謗中傷した者を対象に、刑事告訴をすることとなりました。昨年来、クラブの好調な成績と比例するように、無数の誹謗中傷を浴びており、それはもう酷いものでしたが、これまでは新参者への洗礼かと目を瞑ってきました。
しかしながら、もう限界です。既に多大な実害、実損が出ており、これ以上はもう看過しないことを決意しました。『FC町田ゼルビアなら叩いてもいい』、あるいは『FC町田ゼルビア側に叩かれる問題がある』と思い込んでいる人たちの行動は、完全に度が過ぎており、これはイジメの構図と同じです。
この状況を変えるには、対象者がインパクトのある処罰を受けることで、コトの重大さを理解してもらうしかないと思っています。今後、継続的に、かつ徹底的に、我々は断固たる姿勢で誹謗中傷に対処して参ります。本件をきっかけに、弊クラブの選手・監督・スタッフが、1日でも早く、サッカーに集中できる状態に回復することを願います」
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20日にフジテレビ系列で放送された『ワイドナショー』では、この町田への誹謗中傷が話題となった。
ゲスト出演した人気お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳さんは、刑事告訴について、こう私見を述べた。
「動き出せばいいと思う。刑事告訴なり、訴えを起こして、情報開示請求するってことを今までみんなやってこなかった。誹謗中傷されても、有名税だとかスルースキルを持てばいいんだとか言って、ほったらかしにしてきたのが現状。結局、スルーしても何にも変わってない」
自身も7件ほどの情報開示請求をやり、誹謗中傷がこなくなった事実を明かしたうえで、町田の行動を支持した。
「僕は何を言われても構わないタイプなんですけど、いつまでこの論争をしてるんだと思って。SNSが生まれてから。何も解決していないし、動くしかない。藤田さんがオーナーとして動いたのは素晴らしいと思う」
悪質な誹謗中傷に対して、毅然とした態度を取らなければ、現状は変わらないとの認識を示した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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