僕と うみ のスローライフ」は、登録者数約9万人を誇るYouTubeチャンネルだ。元々は釣り系動画を投稿し、細々と活動を続けていたが、2023年11月27日にアップした「【保護猫】なんで?こんな所に子猫が!?」と言うタイトルの動画が大バズりし、これまで140万回を超える再生数を記録している。

 動画は、いつものように海釣りしていたチャンネル主の姿から始まる。そこに突然現れたのは、海にプカプカと浮かぶ子猫だった。パニックになりながらもすぐにたも網でレスキューしたチャンネル主。「三毛猫やん、しかも小さい。何カ月の子猫かはわかりません。とりあえず一安心です」と語ると、子猫を「うみ」と名付け、自宅で保護することに。

 まさかの出来事に動画は大バズりし、以降、チャンネルは釣り系から猫の様子を伝える内容に衣替えすることになったのだが、約1カ月後、この動画に対し、一部のネットユーザーから「ヤラセ説」があがったのだった。

「あまりにも偶発的な出来事が見事に動画に納まっていたので、こんな展開は出来すぎ、とヤラセを疑うコメントがあったのです。チャンネル主は『決して、自分で投げ込んではいません。どうして海の中にいたのかは、いくら考えてもわかりません』と真っ向から否定しましたが、炎上はなかなか収まりませんでした」(ネットライター)

 ただ、あれから10カ月が経過し、ようやくチャンネルは何事もなかったかのように猫の成長を報告していた。ところが、10月7日にアップされた動画「うみの初めての1才の誕生日を祝ったよ」というタイトル動画の中で、チャンネル主が「10月10日はうみの誕生日です」と発言したことで、ヤラセ疑惑が再浮上してしまったのだ。

「コメント欄には《海で助けたのになんで誕生日わかるの》《結局、生後1カ月の猫を海にぶん投げて動画回してたってこと!?》などと書き込まれ、再び炎上してしまいました。チャンネル主は過去のインスタグラムで、「今は4カ月です。多分、多分です! 10月10日は適当につけてます。初めての検診のときに1.5カ月位やねえと、先生が教えてくれたので」と語っているので、どうやら、獣医の検診から誕生日を推察したということらしいのですが…」(前出・ライター)

 美談が一転して虐待となるのか、あるいは視聴者の憶測に過ぎないのか…真相は別として、「うみ」が今も元気ですくすくと育っていることは確かなようだ。

ケン高田

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