ハンバーグレストラン「びっくりドンキー」の「ガリバーフェア」が10月16日からスタートしたが、そのメガ盛りぶりに賛辞が寄せられる一方で、「価格のメガ盛り」には苦情の声が相次いでいる。
期間限定で販売されているのは、超のつくメガ盛りの「ガリバー」メニュー。目玉は今年から新登場した「ガリバーバーグディッシュ」(1610円、東京価格 以下同)で、400グラムの特大ハンバーグに通常の2倍の量のカリーソースがかけられる。
また、人気の「ガリバーフライドポテト」(820円)は、通常のLサイズの2倍盛りという大きさで、軽い気持でオーダーしたらこれだけでお腹いっぱいになりそうだ。一方、デザートの充実度もかなりのも。「びっくりショコラパフェ」(3000円)は、なんと高さ30センチ! シフォンや塩キャラメルクリームを贅沢に加えた一品で、甘い物好きにはたまらない一品となっている。フードライターが語る。
「ガリバーフェアは今年で8度目を迎えます。毎回、大食いたちの人気メニューとなっていますが、今年は物価高の煽りを受け、価格は高めですね。2021年時のガリバーバーグディッシュは1400円でしたから約15%の値上げで、これには抵抗感のあるファンも少なくないようです。また、甘い物好きにはたまらない『ショコラパフェ』も、3000円ともなると、さすがに客を選ぶでしょう」
びっくりドンキーを運営する「アレフ」は11日、牛肉をはじめとした食材調達価格の高騰、エネルギーコスト、物流費の上昇を理由に、16日より一部商品を値上げすると発表したばかり。人気のフェアにも原価高騰の余波が押し寄せてしまった形だが、せめてお祭り後の値上げにして欲しかった、というのがファンの切実な声だったようだ。
(ケン高田)