レッドブル代表とマクラーレンCEOの対立、フェルスタッペン興味なし「MotoGPでも見てるよ」

 F1は最近、レッドブルとマクラーレンが激しく上位を争っていて、それはコース外でも同様となっている。ただマックス・フェルスタッペン(レッドブル)はその騒動に興味はなく、「MotoGPでも見ているよ」と語った。

 レッドブルとマクラーレンは、クリスチャン・ホーナー代表とザク・ブラウンCEOとの間で最近、口論が続いている。それはF1アメリカGP週末の多くのトラックアクションも関係するものとなっていた。

 最近で特に目立つのは、レッドブルの車高調整用のデバイスに対するモノだ。ブラウンCEOはパルクフェルメ状態でこれを使用したのではないかという疑いを追求し、もし違反が見つかった場合、レッドブルに処罰を下すよう求めていた。

 ただ結局FIAはレッドブルが違反していないと判断し、問題は解決したと宣言している。

 こうしたブラウンCEOの主張は、マクラーレンがミニDRSを巡って以前ライバルからの批判に直面した後に起きた。シンガポールGPでこの問題が報じられて以来、ホーナー代表が攻勢に出ており、アメリカGPではミニDRSを修正したことも明らかになった。

 こうしてメディアを巻き込んだレッドブルとマクラーレンの争いが繰り広げられているが、フェルスタッペンはこの件について興味は無いと語る。

「僕は興味ないよ(疑惑のデバイスは)車高をより早く調整するためのツールとして使っていただけに過ぎない」

 フェルスタッペンはそう語る。

「マクラーレン自体の問題というよりもザクだろう。ザクはクリスチャンのことが嫌いみたいだし……逆もそうだと思うけどね! だからそういうことで、僕にとっては問題じゃない」

「全く気にしていないよ。そんなのに煩わされたりはしない。その件を見たり、読んだりはしたけどね。でもその後は電源をオフにして、MotoGPでも見たり、シミュレータをしたりするだけだ」

 なおF1アメリカGPの決勝レースで、フェルスタッペンはライバルのランド・ノリス(マクラーレン)と激しく3位を争った。バトルの結果、ノリスはコース外走行でアドバンテージを得たとして5秒ペナルティが与えられ、フェルスタッペンが3位を獲得……タイトル争いのリードを57ポイントとした。