お笑いコンビ・かまいたちの山内健司が21日、相方・濱家隆一とパーソナリティーを務めるラジオ番組『かまいたちのヘイ!タクシー!』(TBSラジオ)に出演。12日に行われたコント芸日本一決定戦『キングオブコント2024』(KOC)の審査について語った。

■「今回が1番激ムズ」だった理由

史上最多となる3,139組がエントリーした今大会。ファーストステージでは10組、ファイナルステージでは3組が争い、ラブレターズが悲願の優勝を果たした。

4年連続で審査員を務めた山内は「今回が1番激ムズでした。理由も明確で。今回の混沌を招いたのはロングコートダディの1本目がおもしろすぎたっていう、それに尽きる」と話す。

関連記事:岡村隆史、『KOC』で大絶賛したお笑いコンビ 「でも審査員はあれを評価しないっていう」

■トップバッターで高得点「あそこまで面白いと…」

ファーストラウンドトップバッターのロングコートダディが披露したコントは「花屋」。トップバッターは採点基準になるため得点が伸びないケースが多いが、475点という高得点を叩き出した。ファイナルステージにも残り、結果は準優勝だった。

「大会1発目であそこまで面白いと、点数のつけ方がまじでむずい。俺は95にしたけど、全体を見てから点数つけるってなったらまた変わってくるわけよ。それくらいロングコートの1本目がよかった」「ロングコートは超えてないけど、あの組よりかは上かってなると、その間に(得点を)入れていく。そうなると、ぎゅうぎゅうになってくる。これが今回めちゃくちゃ難しかった。ロングコートが惜しすぎた」と山内は振り返る。

関連記事:霜降り・せいや、お笑い賞レースの競争激化に戦慄 「決勝の空気が…」

■審査員やめる?

もちろん、ラブレターズも評価しており「強かった。(ファーストステージでは)ラスト出番で、決勝はトップ。めっちゃいい順番かと言うとそうでもない気がする。そのなかで、混戦をものにした。運が向いてた。優勝するときって運が必要な部分って絶対ある」とコメント。

審査員の苦労を明かす山内に、濱家は「やめたら? 審査員」と問いかける。これに山内は「いや、楽しい。1番楽しい」と返して笑わせた。

(文/Sirabee 編集部・荒井どんぐり