作家で編集者の草下シンヤ氏が、21日に更新された危険地帯ジャーナリスト・丸山ゴンザレス氏のYouTubeチャンネル『丸山ゴンザレスの裏社会ジャーニー』に出演。闇バイトを実行役にした強盗事件について、指示役がアニメキャラなどの名前を名乗る理由を言及した。
■14件の強盗事件が発生
今年8月以降、今月までに1都3県で14件の強盗事件が相次いで発生。一連の事件では、闇バイトに応募した20歳前後の若者など、9つの事件で29人が逮捕されているが、いずれも実行役や見張り役で、指示をした人物にはたどり着いていない。
こういった闇バイトを通じた強盗事件について、警察では、通称「トクリュウ」といわれる匿名で流動型の犯罪組織と関連があるとみて捜査を進めている。
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■アニメキャラや著名人の名前を使用
闇バイトを通じた強盗事件では、2022年5月から全国で相次いだ同一グループによる連続強盗事件で、指示役の1人が「ルフィ」と名乗ったことから「ルフィ広域強盗事件」として話題に。
ほかにもこうした事件では、指示役が「ジョジョ」などのアニメキャラや、「夏目漱石」といった著名人の名前を名乗ることが多い。
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■「トクリュウ」を取材
草下氏は、実際に「トクリュウ」といわれる人物を取材した際に、なぜアニメキャラなどの名前を使うのかを質問。
「最初の頃は、細かくありそうな偽名を…“田中なんたら”とか“鈴木なんたら”とかを考えていたようなんですけど、使い捨てですぐに切り替えるし、(偽名だと)覚えにくいじゃないですか。なので、アニメとかそういうコンテンツから取ったほうが簡単だからっていうふうに言っていた」と明かす。
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■アカウントは同じでも…
丸山氏は、「名前は変えないでそのまま使っていることで(複数の事件で)共通してくるっていうか、(指示をするのが)同じアカウントだったとか…」と質問。
草下氏は、「アカウントは同じでも、別に1人が運用しているとは限らない分もあります」と話していた。
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■強盗事件に「共通する点」
(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)