ウイリアムズのフランコ・コラピントがまたも入賞。初挑戦となったアメリカGP、しかも初のスプリントイベントで、10位1ポイントを獲得したのだ。
コラピントは時間のコントロールに苦労し、疲労困憊になったというが、この週末からかなりの自信を感じた様子。今週末のメキシコシティGPでも、同様の活躍を期待している。
ローガン・サージェントの後任としてイタリアGPでF1デビューを果たしたコラピント。まだキャリアは僅か4戦だが、アメリカGPで2回目の入賞を果たした。
コラピント曰く、ハードタイヤを履いてスタートし、クリーンエアの中を走れたことが、大きな後押しになったようだ。
「土曜日は僕らにとってはとても厳しかった。でも、マシンには力強さと良いレースをするための基礎があることは分かっていたと思う」
そうコラピントは語る。彼が言う通り予選がうまくいかず、決勝レースを15番グリッドからスタートしたのだ。
「クリーンエアの中で、ハードタイヤを履いてスタートすることには、とてもワクワクしていたんだ」
「理想的ではないかもしれないとも思ったけど、このペースなら、クリーンエアでペースを保ち、コース上でポジションを上げる方が僕らにとっては良いだろうと思っていたんだ」
「クリーンエアの中をハードで走っていた時、僕らは本当に強かったと思う。そしてミディアムを履いた後は、飛ぶように走った。厳しい土曜日から立ち直れたのは、素晴らしいことだった。土曜日はチームにとっても厳しかったけど、懸命に努力した。今日の彼らは、ポイントに値するよ」
ただ初のオースティン、しかも初のスプリントイベントは、かなり難しかったとコラピントは言う。
「忙しかったね。かなり疲れ果ててしまったよ」
「タイミングをもっとうまく管理する必要がある。自由時間をしっかり作り、リラックスできる時にもっとリラックスできるようにしなきゃいけなかった。常に大きなプレッシャーに晒されているから、どうすればうまく対処できるか、それを理解する必要がある」
この後は徐々にコラピントの母国アルゼンチンに、F1サーカスが近づいていく。今週末はメキシコ、来週末はブラジルでのグランプリである。それにつれて、コラピントにかけられる声援もどんどん増していくはずだ。コラピントもそれを期待している。
「メキシコは素晴らしいレースになるだろうね。もちろんチェコ(セルジオ・ペレス/レッドブル)の母国だけどね。でも今週末にも応援してくれる人が多かった」
「すごいことだった。コース上で走っている時、なんでこんなにアルゼンチンの人が多いの? 何が起きてるの? と思った。彼らは『おー! フランコ!』と声をかけてくれた。とても印象的で、素晴らしいことだった」
「レースをしていると、大きなプレッシャーを感じる。でもコース上では自分がやりたいことをやろうと決め、ファンのみんなにどれだけ気を配っているかを見せようとしているんだ」
「もちろんブラジルでのレースは楽しみだけど、まずは今週末、メキシコに行くよ!」