10月22日、ロードレース世界選手権(MotoGP)のMoto2クラスに参戦するIDEMITSU Honda Team Asiaが、2025年シーズンのライダーラインアップを発表した。
2025年シーズンのラインアップは、マリオ・アジが継続、チームメイトには日本人ライダーの國井勇輝が起用されることになった。
國井はFIM CEVレプソルMoto3ジュニア世界選手権、Red Bull Rookies Cupを経て、2020年にHonda Team AsiaからMoto3クラスへ参戦。2021年まで同チームでMoto3を戦った。
その後國井は日本に戻り、全日本ロードレース選手権に参戦。2024年シーズンはST1000クラスに参戦し、チャンピオンを獲得している。さらにアジアロードレース選手権にも参戦し、そちらでも勝利を収めるなど活躍してきた。
チームの青山博一監督は、國井のポテンシャルに次のように期待を寄せた。
「これまでにMoto3クラスで私たちのチームで戦ってきた経験を持つ國井選手は、ステップアップしてMoto2クラスから新たなチャレンジを開始します。彼はアジア・ロードレース選手権と全日本選手権で好成績を収めており、このカテゴリーでも素晴らしいパフォーマンスを発揮できるポテンシャルを持っていると確信しています。彼がこの新しいレベルでどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか今から楽しみです」
また國井はMoto2クラスから世界選手権へ復帰するに当たって、信頼に応えるためにもポテンシャルを最大限発揮し、全力を尽くすと語った。
「まず、IDEMITSU Honda Team AsiaからMoto2世界選手権に参戦する機会を与えてくださったHondaと出光興産に心から感謝いたします。また、アジア・ロードレース選手権並びに全日本ロードレース選手権で、長年に渡り、揺るぎのないサポートをいただいたチームとスポンサーの皆さまにも感謝を申し上げます」
「これまでにMoto3世界選手権での経験があるので、Moto2カテゴリーでの挑戦の難しさを理解しています。しかし、来年は自分のポテンシャルを最大限に発揮し、私に寄せられた信頼が間違いないものであることを証明するために、全力を尽くすことを誓います」
なおMoto3クラスのHonda Team Asiaもライダーラインアップを同日に発表。古里太陽とタッチャコーン・ブアシーが継続起用されることになった。