【MotoGP】ホンダ/HRC、レプソルの後任としてカストロールと契約か?

 Motorsport.comが入手した情報によると、ホンダのMotoGPファクトリーチームは、今季限りで契約終了となることが決まったレプソルの後任として、カストロールとスポンサー契約をまとめることを目指しているようだ。

 今年のサンマリノGPの直後に、ホンダ(HRC/ホンダ・レーシング)とレプソルの契約が今季限りで終了することが発表された。MotoGPの世界で長きにわたってきた関係に、終止符が打たれることになったわけだ。

 この契約解消には、マルク・マルケスがドゥカティ陣営に移動したことが大きく関わっている。昨年限りでマルケスがHRCを離脱した後も、HRCとレプソルの契約は続いたが、スポンサー額が大幅に削減されたと言われる。実際、バイクに占めるレプソルのロゴ・カラーリングの面積は、著しく減った。

 現在もレプソル・ホンダのチーム名で参戦が続いているものの、カラーリングはHRCのトリコロールがメインとなった。

 そのHRCはレプソルの後任として、既にイギリスの石油会社であるカストロールと契約を結び、ファクトリーチームのマシンにロゴが入れられることが決まっているようだ。

 カストロールは今季、LCRホンダのヨハン・ザルコのマシンのメインスポンサーとなっている。ただHRCと契約を結ぶことになっても、LCRホンダに大きな影響が及ぶことはないと見られている。

 なおカストロールはHRCのスポンサーとなっても、タイトルスポンサーになることはないと見られる。しかし、いくつかの要因次第では、両社の関係は進展する可能性もあると思われる。