「立ち見席で1536ドル」ドジャースvsヤンキースのWSチケットが高騰…米紙が注目「テイラー・スウィフト級」「2枚で約2500ドルは覚悟が必要」

 現地10月20日、大谷翔平や山本由伸が所属するロサンゼルス・ドジャースは、ニューヨーク・メッツとのナ・リーグ優勝決定シリーズに4勝2敗で勝利し、2020年以来4年ぶりのリーグ優勝&ワールドシリーズ(WS)進出を決めた。世界最高峰の舞台では、09年以来15年ぶりにア・リーグを制したニューヨーク・ヤンキースと対戦する。

 名門同士の頂上決戦となったが、そこで現在話題となっているのが、チケットの価格だ。現地21日、ドジャースの地元紙『Los Angeles Times』は、米人気歌手の名前を引き合いに出し、「対ヤンキースのWSチケットが、テイラー・スウィフト級に」と報道。「ドジャースがWS進出を決め、翌日の月曜に再販価格が高騰した」という。

 球団公式サイトから購入できるチケットがすでに完売。「ドジャースvsヤンキースのWSチケット2枚に約2500ドル(約37万7300円)を覚悟しなければならない」と見出しを打った同紙は、「史上最も名高く、米国で最も人口の多い2都市の対決だ」と注目度の高さを強調した。2球団がWSで顔を合わせるのは、1981年以来43年ぶりだ。
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 さらに記事内では、チケット再販サイト「StubHub」の価格が紹介されており、「月曜の午後時点で第1戦の最低価格が1326ドル(約20万円)。日曜の夜から23パーセント上昇した」と記述。ドジャー・スタジアムで最大4試合が行なわれるが、その最低価格が「1268ドル(約19万1400円)」、別のサイト「Vivid Seats」では「1202ドル(約18万1400円)」とのことだ。

 それでも記事の終盤では、「ドジャー・スタジアムのチケット価格が比較的お買い得だ」と指摘。敵地で開催される第3戦のチケットがさらに高額なものとなっており、「『Vivid Seats』でヤンキー・スタジアムの最低価格は、1536ドル(約23万1900円)だった。これは座席の価格ではない。立ち見席のチケットだ」とも報じられている。

構成●THE DIGEST編集部

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