「なんだってできる」「僕らの大会」怒涛のハットでドルトムント粉砕! ヴィニシウスの自負。監督はバロンドール受賞を確信【CL】

 現地時間10月22日に開催されたチャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第3節で、前回王者レアル・マドリーは、同準優勝のドルトムントとホームで対戦。0-2から5-2の逆転勝利を収め、およそ5か月前の決勝に続き、力の差を見せつけた。

 1点も奪えず連続失点した前半から一転、後半に5発を叩き込んで猛威を振るったなか、圧巻のハットトリックを達成したのが、ヴィニシウス・ジュニオールだ。

 まずは、アントニオ・リュディガーの一発で反撃の狼煙を上げた直後の62分に、左足で同点弾を挙げると、86分には自陣からの独走でチーム4点目をゲット。そして仕上げは90+3分、巧みな個人技からネットを揺らし、勝負を決定づけた。

 クラブ公式サイトによれば、プレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝いた24歳のブラジル代表FWは、力強くこう語った。

「僕らは自分たちを信じている。ホームで、ファンの前で、なんだってできる。ハーフタイムにドレッシングルームに戻った時、僕らはみんなとても静かで、ただ監督の話を聞いていた。ファンとチームが全力を尽くしたおかげで逆転できた。だけど僕らは改善し、最初からこのようなプレーをしなければならない。そうでなければ、監督は納得しないだろう」
【動画】えげつない!ヴィニシウスの衝撃独走弾
 ヴィニシウスはまた、「ボスはいつも試合を楽にする方法を見つけてくれる。後半はフォーメーションだけでなく、ダイナミクスやプレー方法も変えた。これは僕らの大会だ。また優勝したい」と言い、ハットトリック後のカルロ・アンチェロッティ監督の言葉も明かした。

「アンチェロッティは僕に『この調子で行け、いつでももっとやれる』と言ってくれた。僕はまだ24歳だ。ずっとここにいて、僕に全てを与えてくれたチームにできるだけ貢献したい」

 対して、アンチェロッティ監督自身は「私が選手たちに言ったのは、3点取るのは夢みたいに思えるかもしれないが、パスミスをしない、デュエルに勝つ、より良いプレッシャーをかける、より激しく戦うといったディテールの部分だ。こうして試合の流れが変わった。最初のゴールで変わった」と伝えた後、ヴィニシウスに惜しみない賛辞を寄せた。

「あんなに後半に活躍する選手は珍しい。過去、そして現在でも貴重だ。彼はエネルギー、激しさ、キャラクターを出した。並外れた出来だった。バロンドールを勝ち取るだろうが、それは今日のパフォーマンスによるものではなく、昨シーズンにチャンピオンズリーグ優勝に貢献したからだ。この3点は次のバロンドールに役立つだろう」

 マドリーは26日にラ・リーガ第11節で、宿敵バルセロナと相まみえる。中3日で再び、本拠地サンティアゴ・ベルナベウを熱狂させられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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