各国でスピンオフ企画が誕生
後半では、イタリア、スペイン、南ヨーロッパのオリジナル作品責任者であるニコール・モルガンティ氏と、フランスのオリジナル作品責任者であるトーマス・デュボア氏も加わり、LOLについてさらに深く語りました。
トーマス氏はLOLを最初に見た感想について「今まで見たことがないコンテンツだった。フランスでどうフィットさせるか考えた」と明かしました。ニコール氏は「LOLのクールなところは2つある。1つはフォーマットを一言で説明できること。2つ目は、イタリアのLOLが日本などと違い、ファミリー層に向けて作ったため、世代を超えて楽しめるフォーマットになったこと。イタリアでは子どもが学校でマネするほどだった。また、コロナ禍の期間で多くの人が笑っていない状況でもあったので、たくさんの人が元気になった」と評価しました。
LOLは各国でスピンオフ企画が作られており、岡本社長は「日本の場合は松本人志という象徴的な人物が立っていて、どういう形でスピンオフしても、ファンがコンテンツをリスペクトしているので、この先も広がりが期待できる。シーズンを続けていく中でいろいろなアイデアが出てきて、各国にも派生しているのは素敵な展開だ」と締めくくりました。
<HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル>
2016年に配信開始以降、Amazon Prime Videoで不動の人気を誇るバラエティ番組。本シリーズは、日本発のお笑い番組フォーマット、海外版『LOL: Last One Laughing』として輸出され、国と言語、文化の壁を乗り越え、世界中に笑いを巻き起こしている。
現在では、メキシコ・オーストラリア・ドイツ・イタリア・インド・スペイン・フランス・ブラジル・カナダ・スウェーデン・オランダ・アルゼンチン・ポーランド・ナイジェリア・コロンビアなど、25以上の国と地域で配信。
ドイツ版は、動画配信サービスにおいて3度にわたる高視聴率を記録し、国際エミー賞にノミネート。ドイツのPrime Videoにおいて最も人気・視聴率が高い作品。また、フランス・イタリアにおいては、シーズン3が各国のPrime Video史上最高のヒット作となっている。