井上尚弥、因縁の指名挑戦者グッドマンと”クリスマス決戦”へ! 無敗同士の大一番に自信「今年を締めくくるインパクトある試合をする」

 因縁の指名挑戦者とクリスマスイブ決戦だ。

 10月24日、東京都内でプロボクシングの記者会見が開かれ、世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥が12月24日、東京・有明アリーナでIBF・WBO世界同級1位のサム・グッドマン(オーストラリア)と防衛戦を行なうことを正式発表した。

 井上は去る5月6日の東京ドーム興行で元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(メキシコ)を6回TKOで撃破。9月3日には元IBFスーパーバンタム級王者テレンス・ジョン(TJ)・ドヘニー(アイルランド)を7回TKOで破り、2度目の王座防衛に成功した。

 所属する大橋ジムの大橋秀行会長、WBO世界バンタム級王者の武居由樹と一緒に出席した井上は「今年を締めくくるという意味でインパクトのある試合をしたい」と意気込み、オーストラリア人ボクサーとの対戦に闘志を燃やした。

 対峙する25歳のグッドマンは2022年に現日本バンタム級王者の富施郁哉(ワタナベ)に勝利を挙げ、昨年3月にはドヘニーにも判定勝ちを収めている新進気鋭の実力者だ。オンラインで出席した挑戦者は「東京ドームの時(ネリ戦)から意識をしていた。イノウエはとてもいいボクサーでベスト・パウンド・フォー・ボクサーだ。東京に行ってまで倒れるつもりはない」と敬意を示しつつ、強い自信を示した。それに対して井上は、「非常にまとまった選手。無敗というのは何かしらの強さを持っていると思う。そういった点に気を付けながらやっていきたい」と警戒した。
  プロ戦績は井上が28戦28勝(25KO)、グッドマンが19戦19勝(8KO)と両雄とも無敗をキープしており、激しい試合が予想される。なお、試合はNTTドコモの映像配信サービス『Lemino』で独占無料生配信する。

 約7年ぶりとなる年間3試合を実現した井上。9月に一度は同カードの機運が盛り上がりながらも、陣営との交渉が頓挫し最終的にドヘニー戦となった経緯もあり、両者には因縁もできた。今年のクリスマス・イブ決戦は大きく盛り上がりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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