10月24日に行われたドラフト会議で、北海道日本ハムファイターズが藤田琉生(東海大相模高)を2位指名し交渉権を獲得した。彼が一体どんな選手なのかを紹介しよう。
【名前】藤田琉生(ふじた・りゅうせい)
【生年月日】2016年11月17日(18歳)
【出身地】神奈川県
【身長/体重】198cm/96kg
【守備位置】投手
【投打】左投左打
【経歴】東海大相模高
【2024ドラフト候補ランキング最終版|1~10位】明治大・宗山と関西大・金丸が文句なしのワンツー。より高評価だったのは…<SLUGGER>「規格外」という形容がこれほどぴったり来る選手も珍しい。身長198cmは甲子園に出場した選手の中で史上最長身。今夏はエースとして21.2投球回を自責点2の快投でベスト8進出に貢献し、U-18代表にも選ばれた。
ただ藤田の場合、長身左腕にありがちなコントロールに不安を抱えるタイプでは決してない。長いリーチと独特の角度から生じるスライダー、カーブは切れ味十分で精度も高い。加えて、体重アップによりストレートが最速150キロに到達するまでになったことで、ドラフト候補としての評価を一気に上げた。
伸びしろの高さという点では今大会のドラフト候補でも最高級。プロ1年目からというより、数年かけてじっくり育てたい大器だ。
構成●SLUGGER編集部
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