【西武のドラ2指名・渡部聖弥ってどんな選手?】広角に長打を飛ばす関西大学球界No.1スラッガーは三塁と外野をこなす汎用性も魅力

 10月24日に行われたドラフト会議で、西武が渡部聖弥(大阪商業大)を2位指名し、交渉権を獲得した。彼が一体どんな選手なのかを紹介しよう。

【名前】渡部聖弥(わたなべ・せいや)
【生年月日】2002年8月31日(22歳)
【出身地】広島県
【身長/体重】177cm/88kg
【守備位置】外野手/三塁手
【投打】右投右打
【経歴】広陵高→大阪商業大

【2024ドラフト候補ランキング最終版|1~10位】明治大・宗山と関西大・金丸が文句なしのワンツー。より高評価だったのは…<SLUGGER> 西川史礁(青山学院大=ロッテが1位指名)と並ぶ大学球界屈指の強打者。身長177cm・88kgのがっしり体型から広角に長打を飛ばし、2年秋には関西六大学リーグ新記録となるシーズン5本塁打を放った。2度目の首位打者に輝いた今年秋のリーグ戦では、関西六大学通算安打新記録のかかった打席で自ら送りバントを決めるなど、がむしゃらに勝利を目指す姿勢も印象的だ。

 外野だけでなく三塁もこなすなど守備の汎用性も高く、守備や肩も大学トップレベルと評価されている。将来像は牧秀悟(DeNA)や谷佳知(元オリックスなど)のような、アベレージとパワーを両立した好打者。広陵高時代のチームメイトにしてライバルでもある宗山塁(明治大=楽天が1位指名)に負けない活躍を期待したい。

構成●SLUGGER編集部