「モンスターが帰ってきた!」井上尚弥vsグッドマンの”クリスマスイブ決戦”に海外メディアが反応!

 年末の大一番が正式決定した。

 10月24日、世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥が12月24日に東京・有明アリーナでIBF・WBO世界同級1位のサム・グッドマン(オーストラリア)と防衛戦を行なうことを正式発表した。WBO世界バンタム級王者・武居由樹の2度目の防衛戦(対戦相手は未定)と合わせたダブル世界戦となり、試合はNTTドコモの映像配信サービス『Lemino』で独占無料生配信する。

 会見に出席した井上は19戦19勝の無敗を誇るグッドマンの印象について、「非常にまとまった選手。そのなかで無敗というのは何かしらの強さを持っている」と話し、警戒を怠らない。続けて、「(2017年以来の)年3試合は自分の中で調整や体を整える段階において良い試合数だと、あらためて思うことができた。12月も問題なく良い調整ができると思う」と歓迎し、「今年を締めくくるという意味で、インパクトを残す試合をしていきたい」と意気込んだ。

 一方、オンラインで会見に臨んだグッドマンは「5月の東京ドーム(ルイス・ネリ戦)から意識していた相手であり、そこから準備をしてきた。決まった時の心境は準備万端だという想いだった」と振り返り、「もちろんイノウエがとても良いボクサーであり、ベストなパウンド・フォー・パウンド(PFP)だと知っている。自分にとって試練になることは承知しているが、わざわざ東京に行ってまで倒れるつもりはない。良い締めくくりにしたい」と、こちらも気合十分だった。
  両雄の対戦決定は海外メディアも即反応を示している。世界的なボクシングプロモーションを行なう米興行大手『Top Rank』は公式Xに「モンスターが帰ってきた!」と興奮を隠せず、「PFPスーパースターのナオヤ・イノウエがスーパー・バンタム級の王座防衛戦をサム・グッドマンと闘う」とレポートした。

 他にも、オーストラリアのペイパービューチャンネル『MAIN EVENT』のホストを務め、米放送局『Fox Sports』のオーストラリア版を担当しているベン・デーモン氏は「12月24日、東京で開催」と両者のツーショット写真を添えた。 

 大橋ジムの大橋秀行会長は、「相手も相当気合を入れて4つのベルトを奪いに来ると思うが、こちらも来年、再来年と大きな野望があるので圧倒的な差を見せつけていきたい」と話し、噂される聖地・ラスベガスでの防衛戦にも想いを馳せた。

構成●THE DIGEST編集部

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