ワールドシリーズ開幕を目前に控え、日本のスーパースターに新たな勲章が与えられた。
現地10月24日、米老舗スポーツメディア『Sporting News』がMLB年間最優秀選手を発表し、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が栄冠に輝いた。1936年から続く伝統のアワードは現役選手と監督の投票によって決まるシーズンMVPで、大谷は2021年に続いて2度目の受賞。長い歴史のなかで複数回受賞した選手は、大谷を含めて11人しかいないという。
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同メディアは「今季の大谷は2023年9月に受けた右肘のトミー・ジョン手術の影響で、指名打者による出場のみだったが、球史に刻まれる大活躍を演じた」と称え、「10年総額7億ドル(約1064億円)の契約を結ぶと、シーズン開幕直後には通訳の賭博スキャンダルに見舞われて大きな重圧がかかった。それでもオオタニは54本塁打、59盗塁をマークして史上初の『50-50』を達成し、打点、長打率、塁打、OPSなどでナ・リーグトップの数字を叩き出したのだ」と紹介している。
今回のMVP選考でもライバルと目されたのはニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジだった。ヤンキースの主砲も58本塁打、144打点、OPS1.159などア・リーグの打撃タイトルをことごとく勝ち取ったが、同メディアは「結果的にオオタニが得票の60%以上を獲得した」と明かしており、投票結果でジャッジを凌駕したようだ。
景気づけのMVP受賞を経て、現地金曜日からはじまるワールドシリーズで大谷はどんなパフォーマンスを披露してくれるのか。ジャッジとの頂上対決にも俄然注目が集まる。
構成●THE DIGEST編集部
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