錦織圭、ウィーン大会初戦敗退も出場枠提供の主催者に感謝「来年は自力でここに戻ってきたいと思います」<SMASH>

 現在開催中の男子テニスツアー「エルステ・バンク・オープン」(10月21日~27日/オーストリア・ウィーン/室内ハードコート/ATP500)のシングルスで初戦敗退を喫した元世界ランク4位の錦織圭(現141位)が、10月24日に自身のX(@keinishikori)を更新。大会側への謝意を綴るとともに、来週開幕する下部大会「スロバキア・オープン 2024」(スロバキア・ブラチスラバ/室内ハード/ATPチャレンジャー125)に出場すると報告した。

 本戦ワイルドカード(主催者推薦)により、2018年以来6年ぶりのエルステ・バンク・オープン出場を果たした錦織は、現地22日に実施された1回戦で第7シードのジャック・ドレイパー(イギリス/世界ランク18位/22歳)と対戦。接戦を演じるも6-7(5)、5-7で敗れ、2回戦進出とはならなかった。

 錦織はこのほど更新したXで勝者を素直に称えつつ、ワイルドカードを与えてくれた大会側への感謝の言葉を投稿。最後にはスロバキア・オープン参戦の旨を簡潔に報告した。
 「残念ながら試合に勝つことができませんでした。ドレイパー、おめでとう。素晴らしいプレーでした。ワイルドカードを与えてくれた(トーナメントディレクターの)ヘルウィグ・ストラカ氏とエルステ・バンク・オープンにも心から感謝しています。来年は自力でここに戻ってきたいと思います。次はブラティスラバ・チャレンジャーに向かいます」

 なお各大会の選手のエントリー情報をXで発信している「Entry List Updates」(@EntryLists)によれば、現時点で錦織は「スロバキア・オープン」に予選からの出場を予定しているが、本戦の補欠1番手となっているため、もう一人欠場者が出た時点で本戦ダイレクトインが確定する見込みだ。夏の北米ハードシリーズから調子を上げてきている錦織。次戦もどんなプレーを見せてくれるのか注目しよう。

文●中村光佑

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