10月25日、日本バスケットボール協会が、男子日本代表を率いるトム・ホーバスHC(ヘッドコーチ)の続投を発表した。
ホーバスHCは2021年の東京オリンピックで女子代表を史上初の銀メダルに導き、同大会後に男子代表の指揮官に就任。23年のワールドカップでアジア1位の成績を収め、48年ぶりに自力でのオリンピック出場権を掴むと、今夏のパリ五輪では3戦全敗ながら準優勝のフランス相手に4点差の接戦を演じる激闘を見せた。
リリース内で、ホーバスHCは次のようにコメントしている。
「これまでの3年間、私たちはチームとして成長し多くの素晴らしい思い出を作ることができました。残念ながらパリでは目標に到達することは出来ませんでしたが、対戦した全てのチームから敬意を得ました。私たちは正しい道を歩んでおり、再びこのチームの一員として前進できることを光栄に思い誇りに思います。私たちの仕事と旅は終わっていません。私はこの先の多くの挑戦に立ち向かうことを楽しみにしています」
日本バスケットボール協会の三屋裕子会長は、日本バスケの可能性を世界に示した同氏の手腕を評価。「ホーバスHCが就任して以来、世界ランキング 35 位から21 位へと押し上げた実績、そして彼が浸透させてきた日本代表のバスケスタイルと文化を継続することが日本バスケを次なるステージに導いてくれると信じています」と、今後の躍進にも期待を寄せた。
今季からNBAへと羽ばたいた河村勇輝(メンフィス・グリズリーズ)やBリーグで躍進中の吉井裕鷹(三遠ネオフェニックス)など、選手個々の成長にも手腕を発揮しているホーバスHC。男子日本代表の次の公式戦の舞台は、11月21日と24日に行なわれるアジアカップ予選Window2となる。
構成●ダンクシュート編集部
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