YCA現役生たちの企画コーナーに芸人たちが「難しすぎるだろ!」 よしもとアカデミー学園祭に銀シャリ鰻「“楽しい”が中心にあるって感じがする」

ライブの最後はまさかの結末に…

ライブ後半にはヘンダーソン(子安裕樹、中村フー)、レ・ヴァン(九条ジョー、宮本勇気)、そいつどいつ(市川刺身、松本竹馬)が登場。こちらも全組がネタで笑いをドカンドカンと取っていきます。最後の銀シャリさんの漫才では、僕の横に座っていたお客さんが体をひねりながら笑ってました。


出典: FANY マガジン

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そして、YCA生徒による後半ひとつ目のコーナーは「ミスターオモロコンテスト」です。後半のメンバーの中で誰がオモロくてカッコよいかを決めるコーナーで、メンバーは袖からセンターまで歩いて、オモシロ単語を披露することに。

そいつどいつ・松本が「キスパンチ」という造語で会場を沸かせた一方、ヘンダーソン・中村フーさんは「駄目だなぁ〜」という自身のギャグで橋本さんから“一発退場”を言い渡され、会場は大爆笑です。

続く「かっこよくキメろ! 求愛ダンス選手権」のコーナーでは、お題に合わせて学園のマドンナ役である“鰻子さん”(銀シャリ・鰻)に求愛ダンスをします。なにがウケるのかわからない手探り状態で必死に踊る芸人の姿に、お客さんは大盛り上がりです。最後はそいつどいつ・刺身とレ・ヴァン・九条の一騎討ちとなり、最終的に鰻子さんの心を射止めたのは九条。会場から大きな拍手を送られました。


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最後のコーナーは「なりきりビンゴ!」。制限時間10秒の間に、挑戦者1人が別室に移動して、お題の中からキャラクターを決めてカメラの前でポーズをとります。メンバーは何のキャラクターのポーズかを当て、正解したらビンゴのマスがひとつ開くというゲーム。

最初にレ・ヴァンの宮本がポーズに挑戦すると、ほかのメンバーが見事的中! しかし、戻ってきた宮本が「カメラに行くまで7秒はかかる」と報告すると、あまりの時間の短さにメンバーたちは戦々恐々です。

そして、最後の挑戦者になったヘンダーソン・中村フーさんが、回答を聞いてからポーズを変えてるのではないかと物議を呼ぶ一幕も。フーさんには、罰ゲーム「キムタクの息子になりきって一言」が執行されます。ここでフーさんが何故か「チョコミント」と答え、あまりに意味がわからなさに会場は無反応……最後の最後にまさかの“化学反応”が起きて、YCAライブは終了となりました。


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実際に芸人との仕事を経験できる

ライブ終了後に舞台裏に突撃して、先ほどまで出演していた銀シャリさんと、YCA生の前林優香さんにインタビューしました。


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――まずはライブを終えた率直な感想を教えてください。

前林 本当に恐れ多いんですが、たくさんの芸人さんに自分たちの考えた企画をやっていただけて、しかも自分たちが想像してる以上に面白くしてもらえて本当に嬉しかったです。

――自分なりに良かったところ、悪かったところはありましたか?

前林 良かったところは、自分の企画したコーナーが盛り上がってくれたところです。悪かったところは、盛り上がったことによって尺が大幅にオーバーしてしまって、そのタイムキーパー的なところが難しくて反省しました。

――銀シャリのおふたりはどう感じましたか?

橋本 生徒さんの熱もあってボリュームたっぷりの内容なので、今日も(時間が)押してしまいしたけど、でもこれは頭では絶対にわからないし、経験してわかっていくことだから、全然仕方がないことだと思います。だから本当に大丈夫。

鰻 だから今日のライブは、すごくよかったなと思います。これは本当に現場に立ってやってみないとわからないと思うので、YCAで経験できるのはとてもいいなと。YCAの強みですよね。

――YCAで実際にお笑い芸人と仕事を経験できることについて、どう思いますか?

前林 ライブやYouTubeなどを一緒にさせていただくことがあるんですが、本当に楽しくて、たくさん笑かしてもらえて幸せだなと感じます。


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橋本 みんな明るいですよね。なんか、むかしは暗いイメージがあったんですけど、いまはめちゃめちゃ明るい。陽キャが入ってきたのか、今日も終わりでみんな全然元気で明るかったですよ。本当に学園祭のような雰囲気でした。

鰻 ほんまに。コーナーもポップやし。楽しいってのが中心にある感じがしますね。

――銀シャリさんは今日、MCをしていて印象に残ったコーナーはありました?

橋本 いや、本当にどれも個性が出ていてよかったと思いますよ。ふだんのコーナーではなかなかないし、そういう意味でもいい疲労感もあって、本当にどれもよかったです。

鰻 ほんまにボリューム満点のコーナーで全部よかった。あとは経験したらいいだけですから。(前林さんは)尺の反省をされてたけど、経験していくと引き算も覚えていくやろうし。だから本当にいいライブですよ。


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――YCAに入ってみて自分が変わったことはありますか?

前林 テレビの見方が変わりました。以前は楽しく笑って見ていたテレビが、裏側を知って場面場面で裏側がどう動いているのかを考えるようになりました。

――それは芸人もそうかもしれません(笑)。今後の自分の進路とかは決めてるんですか?

前林 私はライブプロデューサーコースなので、ライブ制作に進んでいきたいです。

――じゃあ、ルミネtheよしもととかヨシモト∞ホールとかですね。もしかしたら一緒になるかもしれませんね。

前林 はい! 頑張りたいと思います! 


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ライブ終わりの撤収作業などで忙しい時間に、インタビューに付き合っていただいて感謝です。聞けば、前林さんは、むかしから劇場にお笑いを見に通っていて、そこでYCAのチラシを見つけて入学を決めたといいます。楽しいなかに自分の面白いと思うものを譲らない頑固さもしっかり持っていると、講師の方からも評価されている生徒たち。本当に将来が楽しみな子ばっかりだなと感じました。