お笑いコンビ・EXITのりんたろー。(38歳)が、10月24日に放送されたニュース番組「ABEMA Prime」(ABEMA)に出演。文字の“とね・はね・はらい”教育は重要か、との話題の中で「日常生活でよく使うものの教育に時間を割いた方がいいのでは?」と疑問を呈し、「教育のコスパを上げた方がいい」と語った。

番組はこの日、小学4年生の漢字テストの解答用紙において、漢字自体は誤っていないにも関わらず、「とめ・はね・はらい」ができていないという理由で、大半の解答にバツがつけられたとする新聞記事を紹介。文字を書かなくなった時代に、正しい書き方をどこまで意識すればよいのか考えた。

りんたろー。は「字を書く機会が減っていることに加えて、先生の数も減っている。それならば、日常生活でよく使うものの教育に時間を割いた方がいいのでは? コスパを上げていかないとなって思う」とコメント。

相方の兼近大樹は「“とめ・はね・はらい”の勉強をなくすべきではないし、必要なものだと思う」とした一方で、「これは漢字を覚えるためのテストなはずだから、書き方が違うからってバツをつけるべきではない。子どもは『何を勉強していたんだろう?』とやる気がなくなっちゃうと思う。勉強の目的を先生が理解していないことにモヤモヤする」と指摘した。

さらに、お笑い芸人のパックンは「“とめ・はね・はらい”は、スポーツや楽器で言うといわば基礎的なフォーム。小さい頃にそれを覚えたら、ずっと綺麗なフォームのまま年齢を重ねることができる」と話した。

また、りんたろー。は「字を書くシーンで思い出したことがある」と切り出し、「サインの宛名を書く時に『兼近さんは字が下手だから、りんたろー。さんでお願いします』と言われて、僕が毎回書いている。なんで一生懸命勉強した人間が大変な思いをしなきゃいけないの?(笑)」と嘆き、笑いを誘う。

これに兼近は「僕は文字を記号だと思っているから、自分にしか読めない字を書く」と語り、放送中に気になったことを書き留めているメモを公開。進行を務めるテレビ朝日の平石直之アナは「頭の中にあるアイデアを紙に落とすことによって外部記憶となり、それを反芻しながらいつもコメントされていますよね」と称賛すると、兼近は「議論で上がった単語を書き留めて、それを言葉にしているんです。なんだか恥ずかしいな(笑)」と照れ笑い。平石アナは「デジタル時代だけど、兼近さんを見ていると手で書くことって大事なのかなと思った」と締めくくった。