【MotoGP】マルケス、タイGPも好調初日レコード更新「こうした形で週末を始められて嬉しいし、重要なこと」

 MotoGP第18戦タイGPの初日を、マルク・マルケス(グレシーニ)はトップタイムで終えた。好調な滑り出しを彼は喜んでいるが、同時にライバルの速さを警戒もしている。

 マルケスは前戦オーストラリアGPで今シーズン3勝目を達成。好調のうちに連戦のタイGPへと乗り込んだ。

 そしてタイGPでは初日から好調なスタートを切った。FP1では4番手タイムを記録し、午後のプラクティスでは新コースレコードとなる1分29秒165をマーク。ホルヘ・マルティン(プラマック)やフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)といった最新型バイクを使うドゥカティ勢を上回り、トップタイムで1日目を終えた。

 以前は週末の序盤は苦戦し、なんとか決勝に向けて帳尻を合わせるという姿も散見されたマルケス。それだけにこうした好調にレースウィークをスタートさせることができたことについて、マルケスとしても嬉しく感じているようだ。

「週末をこういった形でスタートさせることができて嬉しいよ。これは重要なことだ」

 マルケスはそう語る。

「ペースが良いのも本当のことだ。ただオーストラリアほどは速くないね。マルティンのほうが速いと思うし、バスティアニーニ(エネア・バスティアニーニ/ドゥカティ)が金曜から速いということは、彼は今週末を通じてかなり速いということだからね。でも、僕に何ができるか様子を見てみよう」

 マルケスは初日に良いスタートを切ったことで、これまで一貫性を発揮するのに苦労してきた予選に向けても楽観的に考えられているようだ。

「最初の瞬間から、とても速く走れるポテンシャルがある」

「今シーズンの前半は、僕は常に金曜日に苦戦してしまっていて、週末を通じて大きく改善してきていた」

「今は金曜日に良いペースでスタートできているから、改善を進めるにしても安全なんだ。既にレコードタイムは記録しているから、予選のタイムを1分29秒1にしてやろうと言われたら、それでサインするよ」