現地10月25日にワールドシリーズが開幕。ロサンゼルス・ドジャースがニューヨーク・ヤンキースに延長10回、６対３で勝利した。
「１番・DH」で出場した大谷翔平は、初回の第１打席で初球をフルスイング。観客が総立ちとなる大きな当たりとなったが、フェンス手前で中堅手アーロン・ジャッジに捕球された。３回の第２打席はカウント２ー２から低めの変化球に空振り三振。６回の第３打席は遊ゴロに終わったが、８回の第４打席で、ワールドシリーズ初安打となるフェンス直撃の二塁打を放った。10回の第５打席は左邪飛だった。
先にスコアを動かしたのはドジャースだった。５回裏に１死から、６番エンリケ・ヘルナンデスが右翼ライン際に三塁打を放つと、続く７番ウィル・スミスが右翼に犠牲フライ。三塁走者のE・ヘルナンデスがヘッドスライディングで生還した。
しかし６回表にヤンキースが逆転した。２番フアン・ソトが中前打で出塁すると、１死後に４番ジャンカルロ・スタントンが左翼スタンドに２ランアーチを放り込んだ。
６回裏にドジャースも好機をつくる。先頭の９番トミー・エドマンが二塁打で出塁して上位打線につないだ。それでも１番の大谷が遊ゴロ、２番ムーキー・ベッツが三ゴロ、３番フレディ・フリーマンが右飛に終わり、無死二塁の状況をつくりながら得点を挙げることができなかった。
【動画】大谷翔平のワールドシリーズ初安打は、フェンス直撃の二塁打！ ７回には先頭の４番テオスカー・ヘルナンデスがフルカウントから中前打を放つと、ここでヤンキースの先発ゲリット・コールから２番手クレイ・ホームズにスイッチ。５番のマックス・マンシーが死球で無死一、二塁となり、６番E・ヘルナンデスが送りバントを成功させて１死二、三塁。しかし、続くスミスが遊飛、８番ギャビン・ラックスが二ゴロで無得点だった。
８回裏にドジャースが追いついた。１死から大谷がフェンス直撃の二塁打を打ち、相手失策で一気に三塁へ。続くベッツが犠牲フライを放って大谷が生還した。
９回では決着がつかず、２対２のまま延長戦に突入。延長10回にヤンキースが１死一、三塁から７番アンソニー・ボルピーの遊ゴロの間に三塁走者のジャズ・チゾムJr.が本塁を踏んで１点リード。それでもドジャースが最後にみせた。10回裏に２死満塁からフリーマンがサヨナラ満塁アーチ。劇的展開でヤンキースとの頂上決戦の初戦を６対３で制した。
構成●THE DIGEST編集部
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