2024年10月26日、なでしこジャパンが韓国女子代表に4-0と快勝。前半は波に乗れない時間帯もある中で貴重な先制点を挙げたのは、左サイドバックの北川ひかるだ。32分、長谷川唯のCKにニアサイドで合わせたヘッド弾について、「あの時間にゴールが取れたのは大きかった」と本人は振り返っている。
「あのニアサイドは自分の得意なポジションなので、決まってよかったです。唯さんのボールがどんな軌道で来るかは分かっていて、その中でタイミングよく合わせることができました」
先制後、気になるシーンがあった。それは、北川が内田篤人コーチからアドバイスを受けていた場面である。そこでの会話の中身を彼女は以下のように明かしてくれた。
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「自分が高い位置取りで行くのはいいけど、その分、センターバックとの距離が空いてしまってリスクが生じる時もあって。そのリスクを承知でプレーするのか、減らすのか、その辺をもっと判断してと。別に自分が低い位置でボールをもらってもいいしと、そんな話をしてくれて。
確かにリスクのところは自分自身も流れを考えながらやらないといけないですし、有り難かったです」
試合中の助言が効果的なこともある。実際、北川はそこから低い位置でも安定したプレーを披露。1対1の局面でも競り勝ち、味方に繋げる場面もあった。これも“内田効果”と言えるだろうか。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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