物体認識能力の簡易テスト(無料)を受ける方法

物体認識能力「o」をテストするには、こちらの『専用のページ』にアクセスする必要があります。

テストでは5種類の課題が与えられ、それぞれの課題ではまず「学習」すべき画像が表示され、次に「学習」した内容に一致する画像を選択します。

問題文は英語なので、下の解説を参考にして遊んでみてください。

1番目の課題では、正常な細胞とがん細胞の画像の例がいくつか提示され、次にがん細胞のみを選択するように求められる問題に移ります。


1番目は参考画像をもとに、正常な細胞とがん細胞をみわけるテストです / Credit:Isabel Gauthier

2番目の課題では、覚えておくべき3つの像が10秒間提示され、次に覚えた像と一致するものを選んでいきます。


2番目は3つの像を記憶して、続いて提示される画像の中に同じものがあるかを探します / Credit:Isabel Gauthier

3番目の課題では、覚えておくべき飛行機が数秒間提示され、次に覚えた飛行機と同じものを選ぶテストが何回か連続で繰り返されます。


3番目は提示された飛行機と同じものを選ぶテストです / Credit:Isabel Gauthier

4番目の課題では、4種類の料理の中から自分が仲間外れだと思うものを選ぶように求められます。


4番目は4つの料理の中から仲間外れを選ぶものです / Credit:Isabel Gauthier

5番目の課題では、4体のロボットが数秒間提示され、その平均的なイメージを6つのロボットの中から選びます。


5つ目は提示された4体のロボットの平均を予測して、続いて提示される6体の中から選びます / Credit:Isabel Gauthier

提示される4体のロボットは同じものが複数含まれる場合があります。

そして5つの課題が終わると結果が表示されます。


成績は下から9%の位置で、物体認識能力が「ガバガバ」だった / Credit:Isabel Gauthier

結果はこのテストを行った最初の100人と比べて、自分が下から何%の位置にいるかが記されます。

上の画像では下から9%である様子が示されています。

暇な時間があるなら、試してみるといいかもしれません。

もしかしたらとんでもない才能が隠れているかもしれませんね。

※この記事は2022年7月に掲載したものを再編集してお送りしています。

参考文献

Scientists Have Measured a Perceptual Ability Called ‘O’. How Good Is Yours?
https://www.sciencealert.com/scientists-have-measured-a-perceptual-ability-called-o-how-good-is-yours

元論文

Domain-Specific and Domain-General Individual Differences in Visual Object Recognition
https://doi.org/10.1177/0963721417737151

Both fluid intelligence and visual object recognition abilityrelate to nodule detection in chest radiographs
https://doi.org/10.1002/acp.3460

ライター

川勝康弘: ナゾロジー副編集長。
大学で研究生活を送ること10年と少し。
小説家としての活動履歴あり。
専門は生物学ですが、量子力学・社会学・医学・薬学なども担当します。
日々の記事作成は可能な限り、一次資料たる論文を元にするよう心がけています。
夢は最新科学をまとめて小学生用に本にすること。

編集者

海沼 賢: ナゾロジーのディレクションを担当。大学では電気電子工学、大学院では知識科学を専攻。科学進歩と共に分断されがちな分野間交流の場、一般の人々が科学知識とふれあう場の創出を目指しています。