元日本代表FWの岡野雅行氏が、城彰二氏のYouTubeチャンネルに出演。壮絶な高校時代を振り返った。
神奈川県出身の岡野氏は、親戚の勧めで高校は島根県の松江日本大高(現・立正大淞南高)に進学。岡野氏いわく「全国の超エリートのヤンキーが集まる」高校だったという。
「入学式に行くじゃない? みんな特攻服を着てんのよ。背中に各県の県名が書いてある。みんなリーゼントでさ」
素行の良くない生徒たちを更生させることを重視する学校で、授業も独特だった。
「1時間目、不動の姿勢。気をつけって、これを1時間。動いちゃだめ。2時間目、作業服に着替えろ、と。校舎の裏に山がある。山を削って、デカい岩が落ちていて、それを紐で結んでヨイショーって(動かす)。何をやるのかなと思ったら、学校を作る作業」
【動画】岡野雅行が地獄の高校生活を語る!嘘みたいだけど本当の話に城彰二も驚愕
辛い日々だったが、親には言えなかった。「電話で『雅行、元気にしてる? 楽しい?』って言われて、『楽しいよ』って言う時、俺ずっと涙を流している。『最高に良い学校だよ』なんて言ってさ。全然。地獄でした」と振り返る。
城氏に「よく耐えましたね?」と言われると、岡野氏は「逃げたら終わりかなと思った」と答えつつ、「でも本当にね、これはちょっとさすがに、と思ったよ」という。
寮生活で厳しい上下関係もあった。入学した時はサッカー部の部員がたった一人だった。そんな状況でもめげずに高校生活を送った岡野氏は、後にプロとなり、“野人”の愛称で日本を代表するFWとして活躍するまでになった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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