【新日本】連係で明暗クッキリ…石森&エックスが初戦快勝 DKC&ニンジャは誤爆も仲直り

『SUPER Jr.TAG LEAGUE 2024〜Road to POWER STRUGGLE〜』神奈川・カルッツかわさき(2024年10月26日)
Bブロック公式戦 ○ロビー・エックス&石森太二vsニンジャ・マック&ザ・DKC×

 石森&エックスは組み始めたばかりとは思えない好連係を連発してジュニアタッグリーグ初戦快勝。一方、DKC&ニンジャはチームが機能せず、誤爆をキッカケに敗戦した。連係で明暗クッキリと分かれる形となったが、DKCとニンジャは握手を交わし、巻き返しを誓った。

 石森は新パートナーとなる元ブリティッシュクルーザー王者のエックスと組んでジュニアタッグリーグに出場。公式戦初戦として、DKC&ニンジャ組と激突した。ニンジャは8月に主戦場だったNOAHを離れ、スーパージュニアに続き、今回はジュニアタッグリーグにもエントリー。だが、開幕戦の10・24高崎大会では急造タッグを組むDKCと押し問答を繰り広げ、不穏な空気が漂っていた。

 ゴング前からDKCとニンジャは互いにコールを煽って噛み合わず。個々では相手チームにひけを取らない動きを見せたものの、タッチをする際にはまたもいがみ合う。孤軍奮闘したニンジャがニンジャスペシャルを狙った瞬間、石森&エックスはダブルネックブリーカードロップで撃墜。場外乱闘で一気にペースを奪い取った。

 長時間捕まったニンジャがジャーマンでエックス、バックドロップで石森を投げてようやくピンチを脱すると、ここではしっかりタッチを交わしたDKCが反撃に出る。空手仕込みの変則的な蹴り技や空中殺法で主導権を奪うと、エックスが反攻を狙ってコーナーに上がっても、ニンジャが場外に突き落として好フォロー。すかさずニンジャスペシャルを敢行した。

 千載一遇のチャンスを掴んだDKCがエックスの胸板に袈裟斬りチョップを乱れ打つ。石森&エックス組が反撃に転じても、再びニンジャがカットイン。だが、連係は不発に終わり、DKCのスピンキックがニンジャに誤爆してしまった。

 勝機を逃さないBULLET CLUBコンビは、DKC相手にエックスのオーバーヘッドキック、石森の飛びヒザ蹴り、石森のサイファーウタキが連続してさく裂。最後はエックスがX EXPRESS(コークスクリュー式ダイビングセントーン)を投下して勝利した。

 石森&エックスはタッグ始動直後とは思えない動きで快勝発進を遂げた。石森は「最初から言ってんだろ? 今日は俺とロビー・エックスのタッグ、日本初お披露目会、そういうことだ」とニヤリ。明日(27日)の後楽園大会ではIWGPジュニアタッグ王者のKUSHIDA&ケビン・ナイトと対戦するが、「明日はよ、何か(腰に)ぶら下げてるヤツいるよな? お前らにはな、ベルトが似合わないってことをな、俺らが証明してやるよ」と自信満々に予告した。

 一方、黒星スタートとなったDKCとニンジャは悔しさを爆発させると、「このトーナメントで逆転を果たすためには、今から始めなきゃいけない。仲直りをしてやり遂げて、俺たちは勝つんだ」(ニンジャ) 「今からだな」(DKC)と誓い合ってガッチリと握手。誤爆からの敗戦を経てようやく戦闘体勢を取れたようだ。2人は明日の後楽園大会で“ベロシティーズ”ジュード・ロンドン&パリ・デ・シルバと対戦する。