「本当にしょうもないミスだった……」ピアストリ、F1メキシコシティGP予選Q1敗退を嘆く。17番手から追い上げなるか

 F1メキシコシティGPの予選でマクラーレンのオスカー・ピアストリは、予選Q1で17番手とQ2に進出することすらできず、「本当にしょうもないミス」がこの結果を招いたと認めた。

 ピアストリはQ1のタイムアタックの際、ターン12で縁石を乗り越える形となり、トラックリミットを逸脱。このタイムが抹消されてしまった。ただミスによるロスもあり、トラックリミット違反によって失ったタイムでは、いずれにせよQ2進出には不十分。Q1最後の計測ラップをまとめ上げる必要があった。

 しかしピアストリは最終アタックで1分17秒597と15番手に0.190秒届かずノックアウトと、今季初のQ1敗退という結果に終わった。

 予選を終えてピアストリは、タイム抹消となったラップではターン12でのミスにより1秒以上をロスしたとSky Sports F1に明かした。

「ターン12でコースオフして縁石に乗り上げてしまった。それでもうおしまいだよ」

「僕のラップは(Q2進出する上で)十分なくらいだった。あのミスはとても悔しい。1秒くらいロスしたよ」

「ここはトリッキーなサーキットだけど、今回はそのせいでトリッキーになったとは思わない。ただ単純に僕の本当にしょうもないミスのせいだ。それだけだよ」

 ピアストリにとっては幸いにも、決勝では順位を大きく挽回できる可能性がある。

 昨年はチームメイトのランド・ノリスが同様に、予選でのトラックリミット違反によってベストラップが抹消となり、結果的に17番手からのスタートとなったものの、5位まで追い上げてみせた。ピアストリも同様の展開に持ち込むことができるかもしれない。

 なおメキシコシティGPで母国戦を迎えたレッドブルのセルジオ・ペレスも、ピアストリと並んで18番手でQ1敗退。上位チームの2台が、グリッド後方から追い上げのレースを強いられることとなった。