【MotoGP】転倒続きの神童アコスタ、さすがに不味いと意識入れ替え? 「必要なのは完走すること。それに集中する」

 MotoGP第18戦タイGPのスプリントレースで、ペドロ・アコスタ(GASGAS)は転倒リタイアに終わった。彼としても、レース完走に集中しなくてはならないと感じているようだ。

 アコスタはタイGPのスプリントレースでは、序盤に2番手集団につけてドゥカティ勢とポジションを争っていた。

 しかし3周目にターン3でクラッシュしてしまい、彼は最終的にリタイア。これでシーズン25回目の転倒であり、スプリントを含むレースでは第16戦日本GPから転倒が続いてしまっている。

 アコスタは現状でドゥカティ陣営に対抗できうる数少ないライダーだが、こうして転倒で結果に繋げられていない状況は、アコスタとしても歯がゆく思っているようだ。

「それほど悪いわけじゃないんだ。僕らに必要なのは、レースを完走することだ。それが重要なんだ」

 アコスタはそう語る。

「僕は直近の11レースで、わずか4回しか完走できていない。たとえ我慢して5位で終わることになったとしても、レースを完走することに集中しなくちゃいけないんだ」

「何度もハードにプッシュして、クラッシュしないということもあった。それはただの偶然だ。他の多くの日に、ドゥカティ勢を追いかけようとハードにプッシュするとクラッシュしてしまう。今の目標は、レースを完走することで、それが来年を上手く始めるためにも重要になってくる」

「レースを完走しなければいけない。連続で完走できたレースが多くないんだ。落ち着いて、我慢していかなければ」

「僕らがすべきことは、コースの状態は、グリップはどうなっているのかといったことの物事の予測だ。そして問題は8台分のバイクの情報を持っているところ(ドゥカティ)がある一方で、僕らには4台分しかないということだ」