宿敵バルサに0-4惨敗。マドリー指揮官が絞り出した言葉は――「傷つき、辛く難しい瞬間」「42戦負けなしだったからね」

 現地時間10月26日に開催されたラ・リーガの第11節で、2位のレアル・マドリーは、3ポイント差で首位のバルセロナとホームで対戦。0-4の衝撃の惨敗で、リーグ43戦ぶりの黒星を喫した。

 前半はスコアレスだったものの、54分にロベルト・レバンドフスキに先制点を許すと、そのわずか2分後にもレバンドフスキに被弾。以降も77分にラミネ・ヤマル、84分にラフィーニャにゴールを奪われ、終わってみれば、信じられないほどの大差がついた。

 クラブ公式サイトによれば、カルロ・アンチェロッティ監督は「負けた時、特に42試合負けなしだった時はタフで難しい瞬間だ」と無念さを露わに。「互角だった」前半から一転、守備が崩壊した後半を嘆いた。

「前半は激しくプレーし、チャンスもあったが、ゴールを奪えなかった。相手が得点した後、我々は勢いを失ってしまった。傷つき、辛く難しい瞬間だ。90分を通して後押ししてくれたファンには感謝したい。私たちは努力し続けなければならない。シーズンは長い。諦められないし、この敗戦から学ばないと。我々はもっと上手くやれる。そうだと確信しているよ」
【動画】取り消されたエムバペの華麗なゴール
 攻撃面では、キリアン・エムバペが再三の決定機をモノにできず。30分にネットを揺らした際は、オフサイドで得点取り消しとなった。

 指揮官はエースに物足りなさを感じているようだ。

「エムバペはゴールに迫ったが、オフサイドに引っかかる場面があった。3、4度、得点できるチャンスがあったね」

 宿敵との勝点差は6に開いた。遅くとも最終盤の35節で迎える再戦までには差を埋め、敵地でリベンジを果たせるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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