小椋藍、Moto2タイトル獲得に感無量「言葉がない」日本人ライダーのチャンピオンは15年ぶりの誕生

 MotoGP第18戦タイGPのMoto2クラスで2024年のチャンピオンに輝いた小椋藍(MT Helmets – MSI)が、レース直後にその喜びを語った。

 小椋は2019年からロードレース世界選手権へのフル参戦を開始すると、2020年にはMoto3クラスでランキング3位。2021年にMoto2クラスにステップアップし、2022年にはランキング2位となった。

 そしてMoto2での4年目となった今年はチームを移籍し、新たな環境での戦いとなった小椋。コンスタントに上位を争い、タイトル争いの主役となった。

 ポイントリーダーの小椋は、タイトルに王手をかけた状況で今回のタイGPに臨んだ。レースを終えて51ポイント以上の差をつければ2戦を残してタイトルが確定するという状態だったが、ポールポジションスタートの小椋はレース降雨によって赤旗終了となったレースを2位でフィニッシュ。5位以上でのフィニッシュという自力王座の条件を満たし、2024年のMoto2チャンピオンに輝いた。

 2009年の青山博一(250ccクラス)以来15年ぶりの日本人ライダーのチャンピオンとなった小椋は、パルクフェルメで王者となった喜びを感無量といった様子で語った。

「ほんとうに言葉がないです。ただただ信じられません」

「頭の中をよぎったのは、一緒にやってきた人達の顔でした。今のチームや、Moto3からの皆もそうです。皆に感謝をしてもしきれません」

「ただただ嬉しいです。でもごめんなさい、言葉が出ないです。本当に嬉しいです」