ニュージーランド航空は、10月25日に来日中のラグビーニュージーランド代表「オールブラックス」の選手たちと、日本の中高生を対象とした「ニュージーランド航空主催 オールブラックス × 日本の中高生交流イベント」を開催しました。このイベントは、翌日の日本代表とのテストマッチ「リポビタンDチャレンジカップ」を控えたオールブラックスの選手3名(パトリック・トゥイプロトゥ選手、ジョシュ・ロード選手、ウォレス・シティティ選手)が参加し、日本の若いラグビーファンとの心温まる交流を通じて、スポーツと文化の架け橋を感じさせる特別な機会となりました。イベントには八千代松陰高校、関東学院中高、大智学園高校から30名の生徒が参加し、マオリの伝統的な戦いの舞「ハカ」を披露し、選手たちを激励しました。選手たちとの対話やマオリ文化体験を通じて、日本の生徒たちはラグビーの精神とニュージーランド文化の深さに触れる貴重な時間を過ごしました。
憧れのヒーローと直接対話!オールブラックス選手との感動のひととき
イベントの冒頭、生徒たちはオールブラックスの選手たちを前にしてその大きな体格に圧倒されつつも、憧れの選手と直接話ができる喜びを隠せませんでした。「選手を目の前にしてみると、やはり身体が大きくて、かっこいいです。今日は尊敬しているオールブラックスの選手にお会いできてとても光栄です。」という生徒の言葉に対して、選手たちは「日本人は勤勉で、私たちと似ている部分があると感じていました。私たちも皆さんに会えて光栄に思います。」と返答し、相互のリスペクトが感じられる交流が展開されました。
日本の高校生が披露した魂のハカ!1カ月の練習が生んだ迫力の舞
続いて、日本の高校生たちが1カ月間の練習を重ねたマオリの伝統的な戦いの舞「ハカ」を披露。迫力あるパフォーマンスに、選手たちは感銘を受けた様子で「情熱的なパフォーマンスで非常に感銘を受けました。リーダーは本当に上手でしたね。」と語り、翌日の試合への士気を高めました。
トゥイプロトゥ選手からは、「ハカをしている時は集中力を高めています。対戦相手に立ち向かうという気持ちを表しており、神聖なるパフォーマンスです」と、その意義についての説明もあり、生徒たちにとって深い学びの機会となりました。
選手へのインタビューでキャリアや私生活に迫る
イベントでは、生徒たちが選手に英語でインタビューを行い、オールブラックスになるために必要なものや、ラグビー選手としてのキャリアについて質問をしました。「自分の目標を達成するために頑張ること、そしてその過程を楽しむことが大切です。」と語るロード選手や、「オールブラックスの選手になって最高だと感じたことはなんですか?」という生徒からの質問に対して「活動を通じて様々な場所へ行ったりたくさんの人に会えること」と回答したシティティ選手の言葉に、生徒たちは真剣な表情で耳を傾けていました。
笑顔と熱気が広がる『Whanowhano』マオリ文化に触れる貴重な時間
さらに、マオリ伝統の掛け声と全身を使ったゲーム「Whanowhano(ファノファノ)」を通じて、選手と生徒が親密に交流しました。ロード選手と生徒たちは一緒に「ヒー!」という掛け声やポーズを練習し、マオリ文化を体感。
選手たちの「頑張って!」という日本語の掛け声も会場を盛り上げ、トップ3に残った生徒たちが選手と対決する場面では大いに白熱しました。最終的に優秀な生徒たちにサイン入りサーモスボトルが贈られ、喜びの表情が広がりました。
ラグビーを通じた特別なひとときの意義
今回の交流イベントは、ただのファンミーティングではなく、スポーツを通じた異文化交流の意義を体感できる貴重な場となりました。日本の生徒たちはオールブラックスの選手たちから直接学ぶことで、ラグビーの持つ精神やマオリ文化の深さ、さらには異なる国や文化へのリスペクトを自然と感じ取ることができたのではないでしょうか。また、選手たちも日本の生徒たちからの熱意と真摯な姿勢に触れ、翌日の試合に向けたモチベーションをさらに高めることができたようです。このようなスポーツを通じた交流は、国際的な理解と友情を育む上で非常に重要であり、ニュージーランド航空がそれをサポートしていることに大きな意義を感じます。