ハンバーガーチェーンの人気サイドメニューといえばポテトフライやオニオンリングが定番だが、いま最もホットなのが「和風」メニューだ。

 人気になっているのはフレッシュネスバーガーが販売する「れんこんフライ」。厚切りれんこんをそのまま素揚げし、塩とコショウでシンプルに味付けしたもの。シャキシャキ感とホクホク感が絶妙にマッチして、素材の美味しさが楽しめる一品となっている。

 実はフレッシュネスバーガーでは、これまで「オニオンフライ」が人気だった。サクサクとした食感と甘みが特徴で、フライドポテトと人気を二分していたが、コロナ禍の物流網への影響などから販売が休止されている。そこで代わりに登場したのが、食物繊維が豊富に含まれ、健康志向の人にも受け入れられやすいれんこんフライというわけだ

「ファーストフードでれんこんフライはかなり珍しい組み合わせですが、これが爆発的な人気になっています。れんこんは加熱するとじゃがいもにも負けないほどホクホク感とねっとり感が出るのが特徴です。酒のつまみにれんこんフライだけをテイクアウトする人も少なくありません。オニオンフライがメニューから消えてすっかり足が遠のいたという人が、れんこんフライ目当てに戻ってきています。店内に用意されているシラチャーソースを付けて食べると辛みが効いてさらに美味しくなりますよ」(フードライター)

 気になる価格はフライドポテトのレギュラーサイズと同じ340円(税込)。原価はジャガイモよりも高いハズだから、企業努力が垣間見られるのもうれしい。

 フレッシュネスバーガーの公式アカウントは10月21日、「私の中で大ブームを巻き起こしているれんこんフライに気づいていただきありがとうございます ハンバーガー屋のサイドメニューとしては珍しいのではないかと思います!かつての商品との別れは悲しいですが、新商品にもぜひご期待ください」と綴り、れんこんフライを猛烈プッシュしている。

 まだ食べたことのない人は、一度“シャキホク食感”を試してみてはいかがだろうか。

ケン高田

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