現地28日、マンチェスター・シティに所属するスペイン代表のMFロドリがバロンドールを初受賞した。本命視されたヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリー)は次点止まり。以下、ジュード・ベリンガム、ダニエル・カルバハルとR・マドリー勢が2~4位を占める結果となった。
ロドリへの称賛があふれる一方で、ヴィニシウスの“落選”、そしてR・マドリー勢の表彰式ボイコットが大きな物議をかもしているが、結果自体に大きな驚きはないだろう。
専門誌『ワールドサッカーダイジェスト』は今回の選考対象期間(2023年8月1日~24年7月31日)直後、列強7か国7人の識者にアンケートを実施。この際も圧倒的な支持を集めたのはロドリで、ヴィニシウスに1位票を投じたのは同胞のブラジル人記者だけだった。
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ロドリ支持者の声を一部抜粋して紹介しよう。今回の戴冠理由が見えてくるはずだ。
■ドミニク・キング(デイリー・メール紙/イングランド)
「ロドリの存在感、影響力は群を抜く。不動の司令塔として、マンCを前人未到のプレミアリーグ4連覇に導き、スペイン代表には史上最多4回目のEURO優勝をもたらした。その大会でMVPも受賞している」
■ヘスス・スアレス(フリーランス/スペイン)
「ロドリのインテリジェンスは、(セルヒオ)ブスケッツに匹敵する超人的なレベルに達している。チームに与える影響力も凄まじく、プレミア王者のマンCにおいても最も不可欠な選手だ。いまや世界最高のフットボーラーであり、バロンドール受賞に値する」
■ベンヤミン・ホフマン(キッカー誌/ドイツ)
「マンCだけでなくスペイン代表でもコンスタントに次元の高いプレーを披露し、スペインを欧州制覇に導いたロドリは目下、ワールドサッカーを支配する存在だろう。一昨年のベンゼマや昨年のメッシのように、文句なしのバロンドール受賞者と言えそうだ」
■アントニオ・バリッラ(ラ・スタンパ紙/イタリア)
「メッシやロナウド級のスーパースターに加え、ビッグトーナメントで絶対的な主役を演じたワールドクラスも見当たらない以上、選出は簡単ではない。その中で選ぶとなれば、マンCでプレミア4連覇に貢献したほか、スペインをEURO優勝へと導き、自身は大会MVPに輝いたロドリだろう」
なお、ヴィニシウスを支持したロドリゴ・ブエノ記者もロドリを称賛。「中盤の攻守における難しい仕事を涼しい顔でやってのける。その傑出したインテリジェンスと技術力に脱帽だ」として、2位に選出していた。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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