前代未聞の事態だった。
周知の通り、「世界最高のフットボーラー」に贈られる2024年のバロンドールが10月28日に発表され、マンチェスター・シティに所属するスペイン代表MFのロドリが初受賞を果たした。
この授賞式で物議を醸したのが、レアル・マドリーのボイコットだった。直前で、フロレンティーノ・ぺレス会長以下、カルロ・アンチェロッティ監督、選手たちが参加をキャンセルしたのだ。
英紙『Mirror』などによれば、ラ・リーガ王者はAFP通信を通じて、次のようにコメントしている。
「賞の基準がヴィニシウスを受賞者にしないのであれば、カルバハルを受賞者にすべきだ。そうでなかったということは、バロンドールやUEFAがレアル・マドリーをリスペクトしていないのは明らかだ。レアル・マドリーは、リスペクトされないところには行かない」
本命視されていたヴィニシウス・ジュニオールが受賞できないと事前に分かったために、欠席を決断したということだろう。
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この行為には、SNS上で次のような厳しい声が上った。
「マジでダサすぎる」
「最低過ぎるな」
「全員欠席は暴挙と思う」
「個人ではなくて組織で欠席はあまりにも政治的すぎてさすがに引くわ…」
「受賞者に対するリスペクトの欠片もないし、それをやること自体が子供っぽくてダサいよな」
「悔しいのはほんまにわかる。だがボイコットはあかんやろ、、、。去年のハーランドは現地で拍手してたで」
「素晴らしい活躍をして受賞したロドリがあまりにも気の毒だ。母国のメガクラブからこんな仕打ちを受けるなんて」
一方、様々なニュースや憶測が飛び交うなか、ただ所属選手が受賞できなかっただけで、マドリーがそこまで激怒するのかと疑問視する意見も少なくない。
「表に出てることが全てじゃないと思うんよ。あれ、なんかUEFA側に不手際あったんやないかなって」
「リークされた順位と1、2位だけ違う」
「不自然すぎ。直前に1、2位だけ入れ替わる」
「何かしら公平さに欠ける何かがあったんじゃないでしょうか?」
まだ詳細は明らかになっていないが、いずれにしても、ロドリの受賞よりもこのボイコットが大きなニュースになった印象は拭えない。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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