まだ満足にピッチに立つことはできていない。だが、同じ外国人として、指揮官は移籍の難しさに理解を示している。
瀬古樹はこの夏、川崎フロンターレからチャンピオンシップ(イングランド2部)のストーク・シティに移籍した。マーケット最終日に取引が決まってから、ここまで3試合に出場している。
いずれもプレータイムは15分に満たない。だが、『Stoke-on-Trent』によると、スペイン人のナルシス・ペラーク監督は「先日は出てからよくやった。出た時間には満足している。まだあまり多くの時間を与えられていないがね」と話した。
「彼が準備を整えられるようにしたい。このピッチ内外で大きな移籍に対処しなければいけないんだ。子どもがいるけど、家族はここにいないんだよ」
指揮官は「彼のために適切なタイミングを見つけようとしている。だが、出たときには満足だよ」と続けている。
「馴染むための時間が必要だ。とても大きな挑戦だからね。文化が大きく異なる。私もとてもよく知っているが、彼の場合はもっと大変だと思うよ。スペインの人間が英語を学ぶのはそれほどだけど、日本の人にとってはもっと大きな挑戦だ。文化の違いはスペインからイングランドよりも日本からイングランドのほうがはるかに大きい」
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さらに、同監督は「よく馴染んできているところだし、彼はあらゆることをしたいと望んでいる。グループの一員で、とても好青年なんだ。プレースタイルを理解し、よくトレーニングして、自分がやる必要のあることについていつも質問する。ボディランゲージと姿勢は素晴らしい。先日の20~25分間でうまくやったのは、本当にうれしい。正しい方向への一歩だ」と、今後に期待を寄せた。
「彼がもたらす姿勢やプレーには満足できると思う。ボールを持った時にとても冷静で、意図をもってプレーし、判断力が本当に良い。イングランドサッカーを理解しなければいけないね。その点で彼を指導しようとしている。これから数試合でもっと彼を見るだろう」
適応期間が必要なのは自然なことだ。重要なのは、これからどれだけ出場機会を手にしていき、そして活躍できるかどうか。瀬古の奮闘に期待したい。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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