メディア環境学者の久保友香氏が、29日放送の『さらばのこの本ダレが書いとんねん!』(テレビ大阪)に出演。90年代のギャルの象徴的アイテムだった「ルーズソックス」のルーツと本来の役割について説明し、MCのさらば青春の光の2人も驚いた。

■ギャルの歴史を解説

書店やネットなどで見つけた気になるタイトルの本を、森田哲矢と相方の東ブクロが深堀りしていく同番組。今回は久保氏がガングロギャルの歴史を紐解いた『ガングロ族の最期 ギャル文化の研究』(イースト・プレス)を取り上げ、久保氏がギャルの歴史について解説した。

久保氏は、東京・渋谷がギャルの街となっていった経緯について紹介。“ギャルの聖地”となったファッションビル「SHIBUYA109」の一帯は、長く戦後の闇市があった場所で、市場で売られていたアメリカの古着が人気となり、そこから渋谷はアメリカ文化と関わりが深い街に。その流れから、次第に渋谷にギャルが集まるようになっていったという。

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■『おむすび』でも話題に

ギャルといえば、90年代には「ルーズソックス」が象徴的なアイテムとして流行。現在放送中のNHK連続テレビ小説『おむすび』でも、“伝説のギャル”だった歩(仲里依紗)が、ギャル時代に愛用していた長いルーズソックスが劇中に登場し、視聴者の話題を呼んでいた。

久保氏は、森田からルーズソックスについて聞かれると、「あれはもともと、アメリカで狩猟用のソックスだったんです。白だけじゃなくていろんな色があって、どちらかというと男性向け」と説明する。

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■“元祖”がビックリ

そのルーズソックスの元祖的存在として知られるのが、アメリカのデザイナー、エリック・グレン・スミス氏によるブランド「E.G.スミス(イージースミス)」で、日本にも輸入され、人気のルーズソックスブランドとなっていた。

久保氏は「スミスさんが日本に見に来たら、白ばっかりで、女の子ばっかり履いててびっくりしたらしくて…」とエピソードを披露。

これには、森田も「(スミス氏が)『待て待て、あれ? 猟師の人たちじゃない』と…」と大笑いしていた。

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■「知らんかった」の声

久保氏の話に、コメント欄では「イージースミス、高校生には高かったなぁ」「イージースミス、久々に聞いた。ホンモノのルーズならイージースミス! ってイメージだったけど、スミスさんが驚いてたとは知らんかった(笑)」と懐かしむ人が。

また「作者さんが渋谷の歴史に詳しくて興味深い」「面白い! こういう話ずっと聞いてたい!」「すごく勉強になりました! 面白かった!」「最近の渋谷は再開発が進み昔の渋谷が懐かしいです」といった声も見受けられた。

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■ルーズソックスの元祖とは
(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ