Googleは10月29日、Chromebook Plusの記者説明会を開催。全8機種にラインアップを拡充したハードウェアと、10月から追加された新機能をお披露目しました。
Chromebook Plusとは
Chromebook Plusは、下記のハードウェア仕様を保証する新しいカテゴリーのChromebook。ソフトウェア上でも、AI機能や進化したビデオ通話機能など、Chromebook Plus独自の機能を搭載するのが特徴です。
CPU: Intel Core i3第12世代以降、AMD Ryzen 3 7000シリーズ以降
メモリー: 8GB以上
ストレージ:128GB以上
ディスプレイ:フルHD IPS(1920×1080)以上
カメラ:1080p以上かつノイズ低減機能内蔵
2024年2月にASUSがいち早く発売したChromebook Plus「ASUS Chromebook Plus CM34 Flip」について、ガジェット通信ではレビュー記事で紹介しています。
【書きました】ASUSから発売したChromebook Plus「CM34 Flip」レビュー 仕事・エンタメ・ゲームと全方位に使える新カテゴリーhttps://t.co/fa86M0MbfL pic.twitter.com/zyCGZddpfB
— 宮原俊介@getnews.jp (@shnskm) February 14, 2024
全8機種にラインアップを拡充
2024年2月の第1弾はASUSから発売された2製品のみだったChromebook Plus対応デバイスは、2024年10月にはAcer、ASUS、HP、Lenovoから発売された8機種にラインアップが拡充されています。
「ASUS Chromebook Plus CX34(CX3402)」
CPU:インテル Core i3-1215U プロセッサー
メモリー:8GB
ストレージ:128GB
「ASUS Chromebook Plus CM34 Flip(CM3401)」
CPU:AMD Ryzen 3 7320C 4コア/8スレッドプロセッサ+Redeonグラフィックス
メモリー:8GB
ストレージ:128GB
「ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plus(CX5403)」
CPU:インテル Core Ultra 5 プロセッサー 115U
メモリー:16GB
ストレージ:128GB
HP Chromebook Plus x360 14
CPU:インテル Core i3-N305 プロセッサー
メモリー:8GB
ストレージ:256GB
HP Chromebook Plus 14
CPU:インテル Core i3-N305 プロセッサー
メモリー:8GB
ストレージ:256GB
Lenovo IdeaPad Slim 3i Chromenook Plus Gen 8
CPU:インテル Core i3-N305 プロセッサー
メモリー:8GB
ストレージ:128GB
Lenovo IdeaPad Flex 570i Chromenook Plus
CPU:インテル Core i3-1315U プロセッサー
メモリー:8GB
ストレージ:256GB
Acer Chromebook Plus 514(CB514-4HT)
CPU:インテル Core i3-1315U プロセッサー
メモリー:8GB
ストレージ:128GB
10月に新機能を搭載
2024年9月以降にChromebook Plusへ追加された新機能を紹介しました。Geminiの言語モデルを使用する「文書作成サポート」は、テキスト入力時に右クリック(タッチパッドは2本指タップ)で表示される「文書作成サポート」ボックスにプロンプトを入力して文案を作成してもらう機能。プロンプトには「このあとの会議に遅れることを先輩に丁寧に伝えたい」「クリスマスパーティの招待状の下書き」といった内容で指示することができます。こちらは9月から提供中。
「文書読解サポート」は、PDFやウェブサイトを右クリックメニューから要約する機能。追加で質問して、さらに詳しく内容を知ることができます。こちらは10月30日に英語のみで提供を開始し、日本語向け機能は2025年に提供を予定しています。
「ビデオ通話の画質と音質の向上」は、ビデオ通話時のノイズキャンセリングとマイク音声の向上、照明や明るさの自動調整といった機能が利用可能。10月30日から提供を開始しています。
「リアルタイム翻訳」は、MeetやZoomのビデオ通話やYouTube動画にGoogle AIが翻訳した字幕を表示する機能。10月2日から提供を開始しています。
「消しゴムマジック」に加えて、選択した被写体の拡大・縮小、位置の変更や背景の変更ができる「編集マジック」の機能が5月から提供されています。
従来のChromebookにも、Geminiアプリの標準搭載、ログイン時に中断していた作業の概要を表示する「ログイン時の画面復帰」、集中して作業したい場合にタスクのタイマーやBGMを設定できる「フォーカス」、重要なファイルをホーム画面にピン留めしたりファイルアプリから検索可能にする「ドライブの統合」といった機能が追加されています。